【海外編】常夏のタイ・チェンマイにあるクラフトコーラ専門店「Helo Cola」
国際クラフトコーラ連盟(FICA)副理事長の空水りょーすけと申します。こちらでは全国の様々なコーラを紹介していきたいと思います。今回はタイ王国はチェンマイにあるクラフトコーラ専門店「Helo Cola」さんで、色々なコーラを飲んできました。
チェンマイはタイ北部にある同国第2の都市であり、首都バンコクから直線距離で700kmほど。飛行機ならバンコクから約1時間ですが、鉄道が好きな私は寝台列車を使い13時間以上かけ、バンコクからチェンマイへとやってきました。
訪問時期は3月上旬ですが、この日のチェンマイの最高気温は38度。数日前にバンコクに着いた際も日本との気温差にびっくりしましたが、チェンマイは更に暑い。年間を通してみると、バンコクよりチェンマイの方が涼しいらしいんですけどね。
チェンマイ駅からHelo Colaさんまでは自動車で10分ほど。「ニムシティー」と呼ばれるショッピングモールの中に、ドリンクスタンドとして営業されています。ちなみにチェンマイ国際空港から1km程度なので、鉄道よりも飛行機で行く方がアクセスは良いです。
「Helo Cola」というお店の名前の通りクラフトコーラ専門のドリンクスタンドですから、様々なフレーバのクラフトコーラを飲むことができます。全部飲みたいところではありますが、流石に全部は無理でした笑。
まずはじめに、全てのベースとなっている「Helo Cola Original」をいただきます。使用されている材料はカルダモン・シナモン・クローブをはじめ、日本のクラフトコーラにも良く入っているもので構成されています。
飲み初めからバニラの香りが程よく立ち上がり、柑橘類の味が明快です。オーソドックスですが平凡ではなく、かなりハイレベルなクラフトコーラです。
続いて「Helo Cola Indian gooseberry」をいただきます。Indian gooseberryとは、インドから東南アジアの地域で栽培される、緑色のピンポン玉の形をした果物で、タイでは「マカームポム」と呼ばれ、日本では「ユカン」と呼ばれています。
果物単体では味わったことがありませんが、強い酸味と渋みがあるようで、こちらのコーラもフルーティーで爽快感のある力強い酸味が特徴です。まさに常夏のタイにぴったりのクラフトコーラでした。
お次は「Plum Cola」をいただきました。こちらのコーラの上には塩漬けにされた梅の果肉が載っており、爽やかな梅干しのような味わいです。意外な組み合わせに思えますがこれが結構美味で、常夏のタイでは特に塩分摂取が大切ですから嬉しい取り合わせですね。
この他にもコーヒーコーラや柚子コーラなどもあり、とてもバラエティに富んでいます。特に柚子コーラに使用される柚子は、日本から取り寄せているのだそう。お話を訊いたところ、お店の方はチェンマイ生まれチェンマイ育ちですが、過去何度か日本にも行ったことがあるそうです。
クラフトコーラは現在、その殆どが日本のブランドです。しかし外国にも様々な素晴らしいクラフトコーラが存在します。とりわけタイはその中でも比較的多く、Helo Colaさんのような素晴らしいお店が数多くあります。
今回私はタイ初訪問でしたが、クラフトコーラに限らず、冷たいソフトドリンクがかなり発達・充実しているように思いました。平たく言えば真夏が一年中ずっと続くわけですから、それは自然な流れなのでしょう。
Helo Colaの飲み物コンプリートしたいですし、タイの清涼飲料水もまだまだ飲み足りないですので、また行きたいですね。できればもう少し円高になってくれるといいんですが・・・笑
【Helo Cola 諸情報】
WEB:Instagram(外部リンク)
【全国コーラ探訪リンク】