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【浅草】日本で最も古い天ぷら屋!ボリューム満点・ごま油香る江戸前天ぷらの魅力は?

懐かしグルメ散歩老舗グルメ愛好家

天保8年(1837年)創業の天ぷら屋、『雷門 三定』。

本館、新館合わせて280席もある、浅草名物雷門の右隣にある天ぷらの名店です。

現存するお店では、日本最古の天ぷら屋として知られています。

観光客で賑わう雷門の
観光客で賑わう雷門の

日本を代表する天ぷら……その起源は?

天ぷらの起源は、16世紀にポルトガル人が日本に来た際に持ち込んだ揚げ物料理と言われています。

この揚げ物は、野菜や魚に小麦粉で衣をつけて揚げた料理で、それが日本独自の調理法として発展していったとされています。

江戸時代になると、天ぷらは庶民の味として徐々に広まっていき、屋台でおやつ感覚で食べる機会が増えていきました。

文献に初めて「てんぷら」が登場するのも江戸時代です。

江戸時代の天ぷら屋台。鍬形蕙斎『近世職人尽絵巻』(東京国立博物館蔵)
江戸時代の天ぷら屋台。鍬形蕙斎『近世職人尽絵巻』(東京国立博物館蔵)

三定の天ぷらは、、江戸湾で獲れたを胡麻油100%で揚げた、いわゆる江戸前天ぷら。

初代店主の定吉が売り出した、江戸近海でとれた小魚などに衣を付け、胡麻油で揚げて屋台で売り出した天ぷらは、当時の人々のあいだで評判を呼んだそうです。

どんぶりからはみ出す名店の天丼……その味は?

上天丼(税込2,360円)。小かき揚げ、海老、白身魚の3点盛り。
上天丼(税込2,360円)。小かき揚げ、海老、白身魚の3点盛り。

三定の天丼は器からはみ出すほど、ダイナミックな盛り付けがされているのが特徴。

風味豊かな特注のごま油で揚げられた、黄金色の天ぷらが食欲をそそります。

蓋を開ける前から、天ぷらが顔を覗かせていました。
蓋を開ける前から、天ぷらが顔を覗かせていました。

胡麻油の豊かな香りにつられて、箸がどんどん進んでしまいます。
胡麻油の豊かな香りにつられて、箸がどんどん進んでしまいます。

どのタネも箸を上げるのが重たく感じるほど、どっしりとしています。
どのタネも箸を上げるのが重たく感じるほど、どっしりとしています。

三定は「一に浅草、二に観音、三に三定の天ぷら」がキャッチフレーズと知られる名店。

浅草におでかけしたときは、ぜひ三定の江戸前天ぷらを堪能してほしいです。

店前には持ち帰りのコーナーもあるので、ご自宅でもぜひ!
店前には持ち帰りのコーナーもあるので、ご自宅でもぜひ!

雷門 三定(さんさだ)

東京メトロ銀座線、東武伊勢崎線 浅草駅徒歩1分

都営地下鉄浅草線 浅草駅 徒歩3分

浅草駅(東武・都営・メトロ)から85m

営業時間

11:00~20:00(L.O.)

日曜営業

定休日

不定休

執筆・撮影:勝田健太郎

老舗グルメ愛好家

歴史メディア編集者が、現代に残る歴史遺産としての食や食文化を紹介。筆者:勝田健太郎

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