誕生から100年以上。日本人の国民食「カレー南蛮」の発祥の味は中目黒にあり。
カレー南蛮は、カレーと蕎麦という、日本人の二大国民食が融合したソウルフードともいえる料理です。
スパイスの効いたカレーと、繊細な味わいの蕎麦が織りなすハーモニーは、一度食べたら忘れられない奥深い味わいがあります。
「一子相伝」で受け継がれる伝統のカレー南蛮
そんなカレー南蛮(※)は、明治25年(1892年)創業の中目黒の朝松庵で誕生しました。
元々は大阪で営業していた「東京そば」という蕎麦屋さんで、東京の麻布に現在の店名の「朝松庵」を出店。
その後、中目黒に移転をしています。
以下は、お品書きの裏面に書かれていた文面です。
三大洋食の中で、比較的早く定着したと思われるのがカレーで、日本人の新定番になりつつあったカレーとうどんが合わさった料理=カレー南ばんが誕生したわけであります。
ちなみに創業者の角田酉之介氏の誕生日12月1日は、氏の功績を記念して「カレー南蛮の日」として認定されています。
「出汁」と「カレー」な見事な調和のカレー南蛮
カレー南ばんの歴史がこのお店から始まったと思うと美味しさもひとしおです。
朝松庵より全国に広がったカレー南蛮。
蕎麦屋さんに行ったら必ず頼むという方も多いのではないでしょうか?
そんな方はぜひ起源の味を食すべく、朝松庵に行ってみてはいかがでしょうか。
[住所]東京都目黒区上目黒2-42-12
[TEL]03-3712-1807
[営業時間]12時~15時、17時~19時半 ※ランチタイム有
[休日]火
[座席]26席/全席喫煙可/予約不可/カード不可/お通し代なし
[アクセス]東急東横線ほか中目黒駅東口から徒歩7分