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【ADHD】夏休みの宿題を早く終わらせる5つのポイント【保育士ママが漫画でわかりやすく解説】

【育児マンガ】夢カナエ保育士 介護福祉士

こんにちは!発達と育児のサポーター『夢カナエ』です。
わたしは保育士・幼稚園教諭と介護福祉士の資格を持つ、ADHD(注意欠如多動症)の子の親でもあります。

今日は、ADHDやグレーゾーンの子どもたちが、宿題をどんどん進めるのに役立つ『5つのポイント』をお伝えします。

1.一日のタイムスケジュールを決めよう

ADHDの子どもは、やりたくないことや面倒なことを後回しにして、ダラダラと過ごしてしまう傾向があります。

スケジュールといっても、そんなにきっちりと決める必要はありません。

毎日やることを、おおまかに決めておくのがポイントです。

2.集中できる時間を見極める

ひとりひとりの子によって、集中が続く時間が違います。

また、午前中、夕方など集中しやすい時間帯も、それぞれにあるでしょう。

その子が集中しやすい時間帯に、集中できる宿題の時間を設定しましょう。

長時間の集中が難しい場合は、30分勉強して15分休むなど、適度な休憩を入れるのも有効です。

3.一日分の勉強リストを作る

下の写真は、小学1年生の夏休みの宿題が書かれたプリントです。

宿題の量自体は少ないのですが、説明があれもこれも丁寧に書かれすぎていて、親でも混乱してしまいます。

宿題の課題表を見ただけで、「難しそうだな」と思ってしまうと、やる気を一気に損ねてしまうこともありますね。

そんなときは、1日分の勉強メモを渡すのがオススメです。

今日やればいいことが明確になると、本人のやる気もグーンとあがります。

4.あとから勉強を追加しない

ついつい、親はやってしまいがちなのですが

「今日の分が終わったんなら、もっと進めればどう?」

と言ってしまいます。

これは逆効果ですね。

「そんなこと言われるなら、早くやらなきゃよかった」

と思わせてしまいます。その後のやる気にも関わってきます。

5.自由研究、工作、読書感想文は親が手伝うと割り切る

「大物の宿題は親が手伝うしかない!」

と割り切るのも良いと思います。

最初は親が主体であっても、少しずつやり方をつかんで、本人が主体となって仕上げるのが理想ですね。

「最後まで一緒に頑張ろう!」

と寄り添うことで、本人のやる気を維持していくのがポイントです。

猛暑が続きますが、熱中症に気をつけて、夏休みを過ごしてくださいね。

夏休みの宿題を早く終わらせて、夏ならではの親子の時間ができるといいですね。

保育士 介護福祉士

専門職として学童保育や老人介護の現場で、病気や障害を持つ児童や高齢者のケアにあたってきました。自らも、発達障害の診断を受けた子の親として育児に奮闘中。子育てに悩む方のために役立つ情報、専門性のあるケアの工夫を、一般の方にも分かりやすいマンガを通して発信していきます。

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