ナ・リーグの「本塁打2位タイ」は2人から4人に増える。大谷翔平とブライス・ハーパーに並んだのは…
ナ・リーグ本塁打ランキングのトップには、17本のマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)が位置している。オズーナと3本差の2位タイに、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)とブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)がいることも、前日までと同じだ。
ただ、2位タイの人数は、2人から4人に増えた。6月4日、ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)とノーラン・ゴーマン(セントルイス・カーディナルス)は、14本目のホームランを打ち、大谷とハーパーに並んだ。
上位の5人中4人は、1シーズンに40本以上のホームランを打ったことがあり、そのシーズンとは限らないものの、本塁打王を獲得している。あとの1人、ゴーマンは、シーズン30本塁打以上と本塁打王のどちらも、まだない。
今シーズンは、メジャーリーグ3年目。過去2シーズンのホームランは、2022年が89試合で14本、2023年は119試合で27本だ。先月10日に24歳の誕生日を迎えた。
現在は二塁を守っているが、マイナーリーグでは2019年まで三塁手としてプレーしていた。カーディナルスの三塁には、ノーラン・アレナードがいる。ESPNのカイリー・マクダニエルは、2022年の開幕前に、似たタイプの選手としてマックス・マンシー(ドジャース)を挙げていた。
5月28日以降は、7試合で6本塁打。5月28日と29日に各1本、6月2日が1本、3日が2本、4日は1本だ。3試合連続ホームランを継続している。
一方、ナ・リーグで二桁本塁打の15人中、テオスカー・ヘルナンデス(ドジャース)は、最も長くホームランが途絶えている。5月24日のシーズン12本目が最後だ。6月4日は、センターへ飛んでいったテオスカーの打球を見て、打たれたアロルディス・チャップマン(ピッツバーグ・パイレーツ)はグラブをマウンドに叩きつけたが、ボールはフェンスの手前で落下し、ジャック・スウィンスキーのグラブに収まった。
また、テオスカーは、先月、2本のホームランを外野手に阻まれている。それについては、こちらで書いた。
◆「オズーナが16本目のホームランを打ち、大谷との差を3本に広げる。テオは大谷と並ぶ13本のはずが…」
ア・リーグで二桁本塁打は、以下のとおり。ナ・リーグの15人に対し、ア・リーグは28人を数える。15本塁打以上は、ナ・リーグが1人、ア・リーグは7人だ。
ジャンカルロ・スタントン(ニューヨーク・ヤンキース)が15本目のホームランを打ち、ヤンキースには、今シーズン1組目の15本塁打トリオが誕生した。
ボビー・ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ)とライアン・マウントキャッスル(ボルティモア・オリオールズ)は、6月4日に1試合2本塁打。マウントキャッスルのマルチ本塁打は、今月2度目だ。6月1日の試合でも、2本のホームランを打っている。