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オズーナが16本目のホームランを打ち、大谷との差を3本に広げる。テオは大谷と並ぶ13本のはずが…

宇根夏樹ベースボール・ライター
マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)May 28, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 5月28日、マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)は、7回裏にシーズン16本目のホームランを打ち、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)との差を3本に広げた。

 大谷は、ダブルヘッダーの1試合目が5打数0安打。2試合目は、出場しなかった。大谷がホームランを打ったのは、5月17日が最後だ。オズーナは、5月20日のダブルヘッダー1試合目に13本目と14本目、22日に15本目を打っている。

 これを書いている時点で、大谷は、ブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)と並び、ナ・リーグ本塁打ランキングの2位に位置している。フィリーズは、試合の途中だ。

 ドジャースとニューヨーク・メッツが行ったダブルヘッダーには、12本塁打の2人、テオスカー・ヘルナンデス(ドジャース)とピート・アロンゾ(メッツ)が出場した。どちらも、本数は増えていない。

 1試合目の2回表に、テオスカーが打ち返したボールは、センターのフェンスを越えた。だが、ジャンプしたタイロン・テイラーのグラブに収まりかけ、捕球はされなかったものの、フィールドへ戻った。この一打は、ホームランではなく、二塁打となった。

 打球が飛んだ場所は、フェンスのすぐ後ろが壁になっている。この壁にグラブが当たった衝撃により、ボールがグラブから跳ねて出た、という可能性もあるが、壁がなければ、ボールはグラブから出てフェンスの向こうへ落ちていたかもしれない。

 ホームランとなるはずだったテオスカーの打球が、そうならなかったのは、今月2度目だ。15日の試合で、センターのルイス・マトス(サンフランシスコ・ジャイアンツ)にホームランをもぎ捕られている。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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