1試合25得点以上のチームは、その直後の試合で何点を挙げたのか。エンジェルスは3得点で敗れる
6月24日、ロサンゼルス・エンジェルスは、25対1でコロラド・ロッキーズを破った。その翌日、エンジェルスは、3対4でロッキーズに敗れた。
1900年以降、1試合に25点以上を挙げたのは、見落としがなければ、エンジェルスが延べ21チーム目だ。
21チーム中、約半数の10チームは、次の試合で7点以上を挙げている。もっとも、二桁得点は、1901年のブルックリン・スーパーバス(16点)だけ。今シーズンのエンジェルスを含め、3得点以下も6チームを数える。そのうちの3チームは、完封された。1955年のシカゴ・ホワイトソックスは、次の試合だけでなく、次の次の試合も完封負けを喫している。29対6に続き、0対5と0対5だ。
また、25得点以上の試合は、どのチームも勝っているので、計21勝0敗だが、その次の試合は計9勝12敗。敗れたチームのほうが多い。
シーズン全体の負け越しも、6チームを数える。2004年のカンザスシティ・ロイヤルズは、104敗を喫した。20チーム中、シーズン100勝以上も100敗以上も、1チームずつ。前者は、1936年のニューヨーク・ヤンキースだ。102勝を挙げ、ワールドシリーズも4勝2敗で制した。
今シーズンのエンジェルスは、ここまで勝ち越している。79試合を終え、42勝37敗だ。ただ、25得点の次の試合だけでなく、前の試合も4対7でロッキーズに敗れ、このシリーズは1勝2敗と負け越した。3試合の合計得点は、エンジェルスの32点に対し、ロッキーズは12点。エンジェルスの得失点差は+20、ロッキーズは-20だ。
イライアス・スポーツ・ビューローによると、ロッキーズが記録した、得失点差-20でシリーズ勝ち越しは、史上2番目に大きいマイナス。1897年6月28日~30日に、ルイビル・コロネルズが2勝1敗でシカゴ・コルツに勝ち越した際の、得失点差-23に次ぐという。
126年前のスコアは、7対2、7対36、8対7だった。この2試合目にコルツが挙げた36点は、ナ・リーグとア・リーグにおける1試合の最多得点だ。