2年連続首位打者のアライズが、前年に続いて100安打に一番乗り
6月19日、ルイス・アライズ(サンディエゴ・パドレス)は、2打席目の二塁打に続き、4打席目にシングル・ヒット(タイムリー・ヒット)を打ち、シーズン100安打に到達した。
5月4日のトレードを挟み、マイアミ・マーリンズで41安打とパドレスで59安打だ。打率は、移籍前が.299、移籍後は.335。シーズン全体では、打率.319を記録している。
ナ・リーグでアライズよりも打率の高い選手は、チームメイトのジャリクソン・プロファーしかいない(チームの試合数×3.1打席以上)。プロファーの打率は.323。その差はわずかだ。アライズは、3シーズン連続の首位打者に向け、好位置につけている。ちなみに、プロファーは、これまでの10シーズンとも、規定打席以上か未満かを問わず、打率が.280を超えたことはない。
アライズは、2022年にミネソタ・ツインズで打率.316、2023年はマーリンズで打率.354を記録し、それぞれ、ア・リーグの首位打者とナ・リーグの首位打者を獲得した。今シーズンの場合、マーリンズとパドレスはどちらもナ・リーグのチームなので、合算したスタッツが、タイトル・ホルダーを決めるリーグ・ランキングの対象となる。
また、今シーズンの100安打は、昨シーズンに続く、両リーグ一番乗りだ。昨シーズンは、アライズとボー・ビシェット(トロント・ブルージェイズ)が同じ試合で100安打に到達した。100本目の安打は、アライズが4回裏(5打数5安打の3本目)、ビシェットは9回表(4打数2安打の2本目)だった。
昨シーズン、アライズは、203安打を記録した。ビシェットは、175安打だ。アライズのシーズン100安打目は、昨シーズンがマーリンズの73試合目、今シーズンはパドレスの78試合目。今シーズン、パドレスのレギュラーシーズンは、あと84試合が残っている。
なお、昨シーズン、200安打以上の選手は3人いた。アライズの203安打は最多ではなく、217安打のロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)と211安打のフレディ・フリーマン(ロサンゼルス・ドジャース)に次ぎ、両リーグでもナ・リーグでも3位に位置した。
アクーニャJr.は、左膝の前十字靭帯の断裂により、5月下旬に今シーズンを終えた。フリーマンは、ここまで81安打。ドジャースは、75試合を終えている。ドジャースには、フリーマンより安打の多い選手が2人いる。91安打の大谷翔平と86安打のムーキー・ベッツがそうだ。大谷の安打は、両リーグ3位、ナ・リーグ2位。90安打以上は、アライズと大谷の他に、96安打のボビー・ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ)だけだ。