福岡はちゃんぽんだってソウルフード。鶏ガラ・豚骨・牛骨を使ったスープに野菜たっぷりの老舗の一杯。
福岡にある「長崎亭」
福岡県民にとって〈ちゃんぽん〉もソウルフードのひとつ。「ちゃんぽん食べるなら、やっぱ長崎亭」というくらい愛されるのは、福岡県内に5店舗を展開する「長崎亭」。昭和49年に〈福重本店〉を創業し、この〈薬院店〉を2号店として平成24年にオープン。その後、〈那珂川店〉〈新宮店〉〈加布里店〉と立て続けに拡大。長崎出身の大将が創業してから50年、変わらぬ本場の味を提供し、福岡のソウルフードとして愛されています。
ここ〈薬院店〉は、西鉄薬院駅と地下鉄薬院大通駅のちょうど真ん中に位置します。カウンター席とテーブル席、さらに奥には座敷席もあり、奥行きのある造りとなっています。ランチタイムはもちろん、夜も賑わっていて、餃子や唐揚げで軽く一杯のみながら、ちゃんぽんやラーメンで〆る、というお客さんも多いようです。
大盛長崎ちゃんぽん(玉子入り)
メニューには〈長崎ちゃんぽん〉と記載してあり、これはやはり長崎の本場の味を提供している、ということでしょうね。そしてラーメンに、唐揚げや餃子に野菜炒めなどのサイドメニューがあります。名物は、やっぱりこの大盛長崎ちゃんぽん。たっぷり山盛りの野菜に、真ん中には生玉子がトッピングされています。注文する時に店員さんが、「玉子入ってますけど大丈夫ですか?」と聞いてくれます。
豚骨・鶏ガラ・牛骨をつかったトリプルスープ。野菜に肉、そして魚介を炒めてスープをひと煮立ち。たっぷりの野菜はシャキシャキで、豚肉やイカなどの海鮮の具材も美味しくいただけます。具だくさんの大盛ちゃんぽんですね。
少しとろみも感じるスープ。ベースのトリプルスープに野菜の甘さや魚介の旨味もプラスされ、コク深くもまろやかで、さっぱりといただけるのですが、全ての食材の味わいが広がる奥深さが楽しめます。
麺はもちもち食感の太めのちゃんぽん麺です。旨味あふれるスープと相性バッチリで、麺をもち上げるとこのように湯気が立ち、熱々で美味しくいただけます。
生玉子はお好みのタイミングで。最初からガッツリ混ぜるも良し、食べ進めながら麺やスープと少しずつ絡めながらも美味しい。まろやかに味が変化します。
卓上には塩コショウに紅ショウガ。あとは餃子のタレやソースも。これらの調味料はメニューにあわせて。
店名やメニューにも「長崎」という名が付く、先代の長崎からの思いがあるのかもしれません。しかし現在は、福岡を代表するちゃんぽんとして大人気。福岡人を「ちゃんぽん食べるなら、やっぱ長崎亭」云わしめるほどの美味しさ。これはもう間違いなく、福岡のソウルフードのひとつですね。
長崎亭 薬院店
住所:福岡県福岡市中央区薬院1丁目7−1
営業時間:11時00分~23時45分
定休日:無休
アクセス:西鉄薬院駅より徒歩3分
地下鉄薬院大通駅より徒歩3分
駐車場:近隣有料