はらぺこライターの旅人間です。今回は鳥取県境港市にある地元で愛される”激うまグルメ”を紹介しましょう。

ここは”水木しげるロード”のあるJR境港駅の近く。この界隈は夜が早いので夕食に困ることも…。きっと、そんな時にも役立つはず。

この店の名前は「中華料理 新来軒」という。

JR境港駅からは徒歩で12分ほど。車ならスグだが、歩きだと少し中途半端な距離でもある。ちなみに夜の営業時間は20：００まで、ラストオーダーは19：30となる。「早いな」って思う方もあるだろうが、この付近の飲食店は17時以降になると閉まる店が多いので有難い存在なのだ。

今回、私が注文したのは「海老玉子とじご飯」という一品。これは知人から教えてもらったおすすめのメニューである。これが噂以上の美味しさだった！

他にも「カニ玉子とじご飯」の話も聞いていた。海老とカニ、どちらにするか？迷ったのでお店の方に聞いてみた。すると「カニは値段が上がってるからなぁ」「海老の方が人気だよ」と良心的に教えてくれた。ちなみに海老は1,100円、カニは1,600円となる（2024年4月現在）。

そして、注文した「海老玉子とじご飯」はビジュアルから驚かされる。アツアツご飯の上に半熟トロトロの玉子とじ大胆にのっている。

お話を聞くと、２Lサイズの地元のブランド卵を2個半も使っているのだとか、そして海老はブラックタイガーだ。

「玉子が固まる前に半熟の状態で食べて下さいね」とお店の方。なるほど、熱で玉子が固まるのか。のんびり写真を撮っていたら、一番おいしい食べ時を逃してしまう。写真をパパっと撮って、ご飯と玉子と海老をすくって口に入れた。

…すると！

おぉ～！なんだこれ、メチャクチャ美味しいじゃないか。見た目のインパクトどころじゃない！中華料理の旨味がギュッと詰め込まれている感じ。そして海老がトドメを刺してくる。

食べ終えた後、あまりの美味しさに社長に挨拶に行った。そして「ヤバいほどうまかったです」と伝えた。すると、この味に行きつくまで相当苦労したという。最初はなかなか売れず「こんなに美味しいのに何故？」と研究しなおし、ドンドン質を上げていき現在の状態にたどり着いたそうだ。

具材の選定、そして調理の仕方、色々と話して下さったが、そんな大切なことをここで書けるわけもない。総じて言えば、「そんなに手間かけてるの？」って驚いたと同時に、なるほど！だから、これほどの味が…と納得もした。

やっぱり、その土地、その土地に凄い店がある。この味を知らずに境港を去らずに本当に良かった。地元の名店、その言葉が本当にふさわしい。

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