ポストシーズンの大谷翔平は、走者がいないと16打数0安打、走者がいると8打数6安打
大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、ここまでのポストシーズン6試合――ディビジョン・シリーズの5試合とリーグ・チャンピオンシップ・シリーズの1試合――で計27打席に立ち、打率.250と出塁率.333を記録している。ホームランが1本、打点は5。四球と三振は3と10だ。
それほど、目を惹く数値ではない。ただ、これらのスタッツを、塁上に走者がいない打席といる打席に分けると、その数値は極端に異なる。無走者時の17打席は、16打数0安打、1四球、8三振。一方、有走者時の10打席は、8打数6安打、2四球、2三振だ。後者の打率.750と出塁率.800は、すでにポストシーズンから姿を消したチームも含め、2打席以上の選手のなかで最も高い。
それぞれの有走者時の打席は、ディビジョン・シリーズ第1戦が、2回裏の2死一、二塁からホームラン(3打点)、4回裏の1死一、二塁からシングル・ヒット、8回裏の1死一塁からトミー・エドマンの二盗後に三振。第2戦が、8回裏の1死一塁から三振。第3戦が、3回表の無死一塁からシングル・ヒット。第4戦が、2回表の2死一、三塁からシングル・ヒット(1打点)と6回表の2死一塁から四球。第5戦は4打席とも走者がおらず、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ第1戦は、2回裏の1死二塁からシングル・ヒット(1打点)、4回裏の1死一塁からシングル・ヒット、8回裏の1死一、二塁から四球だ。
塁上に走者がいる場面で大谷を抑えた投手は、タナー・スコット(サンディエゴ・パドレス)しかいない。
5打点は、現時点で8位タイ。ドジャースでは、テオスカー・ヘルナンデスの7打点とムーキー・ベッツの6打点に次ぐ。
ちなみに、今年のレギュラーシーズンは、無走者時が打率.311と出塁率.382、有走者時は打率.308と出塁率.401だった。
ドジャースは、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ第1戦に9対0で勝ち、ワールドシリーズ優勝まで、あと7勝とした。ディビジョン・シリーズ第4戦以降は、3試合続けて完封勝利を収めている。