楽天モバイルが第2世代のiPhone SEを本体価格「一括1円」で販売するキャンペーンが話題になっています。本当に1円で買えるのか、実際に購入してみました。

楽天モバイルによるiPhone SEのキャンペーンは、2月26日に「実質1円」から「一括1円」に移行したことを先日取り上げました。このキャンペーンは終了日未定のまま、原稿執筆時点でも続いているようです。

問題はあまりにも人気がありすぎて、iPhone SEの在庫が少ないことです。筆者の場合も、「入荷があれば連絡するが、キャンペーン中に入荷するかどうかは未定」との対応であきらめかけていたのですが、先週後半にこの店舗から入荷したとの連絡がありました。

iPhone SEのキャンペーン価格は、回線契約をする場合は1円、端末単体で購入する場合は2万2001円となります。すでに回線は持っているので単体で購入しようとしたところ、店員さんから「2回線目を契約して1円で購入し、回線は不要になれば解約するという方法もある」と案内されました。

楽天モバイルの基本料金は毎月1GBまで「0円」であることが知られていますが、これは1回線目のみで、2回線目以降は税込1078円からとなります。この2回線目の料金を支払ったとしても、端末価格が2万2000円引きになるのは魅力的です。

楽天モバイルでは契約時の事務手数料などもかからないため、単純計算で20ヶ月以内に2回線目を解約すれば、端末を単体で購入するよりも安くなるからです。個人的には余計な契約をすることには抵抗があるものの、これほど価格差があるとあえて単体購入する理由もなく、2回線目を契約することにしました。

契約に必要なものは身分証明書と楽天会員のログイン情報です。契約時には店舗に用意されているタブレットに楽天市場の会員IDとパスワードを自分で入力し、ログインすることを求められます。

筆者はパスワード管理ソフトの利用を前提に、非常に長いパスワードを使っています。これを手入力することは難しいため、店舗に向かう前にあらかじめパスワードをやや短めに設定しておきました。

購入するにあたって、過去に楽天モバイルからiPhoneを購入したことがないか、履歴の確認がありました。これは氏名と生年月日で照会できる仕組みがあるようです。ここでiPhone SEを購入したことで、将来的にiPhoneのキャンペーンがあったとしても、当面は参加できない可能性がありそうです。

2回線目ということで楽天モバイルのサービスについての説明は簡略化してもらい、通常よりも短い30分ほどで契約手続きは終了しました。

まもなく第3世代発表か

アップルは日本時間で3月8日深夜（3月9日午前3時）に発表イベントを予定しており、最新プロセッサーや5G対応などで中身を強化した「第3世代iPhone SE」の登場が期待されています。

一方で、第2世代のiPhone SEはiPhone 11世代と同じ「A13 Bionic」プロセッサーを搭載しており、コストパフォーマンスの高さは健在です。いまiPhone 7や8を使っており、指紋認証に慣れている人であれば、第2世代iPhone SEのセールは狙い目といえるでしょう。