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ボランチに必須の「ダウンスリー」と「アンカー落ち」を徹底解説。

森田泰史スポーツライター
ブスケッツとカゼミーロ(写真:ムツ・カワモリ/アフロ)

「ダウンスリー」あるいは「アンカー落ち」という言葉を、耳にしたことがあるだろうか。この戦術用語と概念を知れば、より深くフットボールを理解できるようになるのは間違いない。

まず、言及したいのは、La salida lavolpiana(ラ・サリーダ・ラボルピアーナ)と呼ばれるものである。

これはリカルド・ラ・ボルペ監督が「発明」したといわれている。彼の存在により、メキシコでは、1990年代中盤から、この戦術が浸透していた。だが、それが本格的に欧州に入ってくるのは2009-10シーズン以降になる。ジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ)が、バルセロナで使い始めたのがきっかけだ。

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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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