トレードで移籍前に15本塁打以上は5人。そのうちの1人は、新天地デビューから2試合連続ホームラン
この夏、トレードで移籍した選手のなかには、その時点でシーズン15本塁打以上の選手が5人いた。
18本塁打のクリストファー・モレルがシカゴ・カブス→タンパベイ・レイズ、18本塁打のブライアン・デラクルーズがマイアミ・マーリンズ→ピッツバーグ・パイレーツ、18本塁打のポール・デヨングがシカゴ・ホワイトソックス→カンザスシティ・ロイヤルズ、16本塁打のイサック・パレイデスがレイズ→カブス、15本塁打のランディ・アロザレイナはレイズ→シアトル・マリナーズと動いた。
5人3人は、移籍前と移籍後の一方がレイズだ。モレルはレイズに加わり、パレイデスとアロザレイナはレイズを去った。モレルとパレイデスは、同じトレードで入れ替わった。それについては、こちらで書いた。
◆「三塁手と三塁手のトレード。カブスは「18本塁打の25歳」らと交換に「16本塁打の25歳」を獲得する」
移籍後、2試合に出場したモレルは、どちらの試合でもホームランを打っている。シーズン19本目と20本目だ。レイズは、ワイルドカードの3番手まで4.5ゲーム差。基本的には、トレード市場で売り手として動いたが、ポストシーズン進出の可能性は、まだ残っている。
パレイデスは、2試合で0本塁打だが、2試合目は二塁打を2本打った。アロザレイナは、5試合で1本塁打。3試合目に打った。ここまでは、打率.316(19打数6安打)と出塁率.435を記録している。ワイルドカードの3番手との差は、カブスが6.5ゲーム、マリナーズは3.5ゲーム。マリナーズは、ア・リーグ西地区においては、首位のヒューストン・アストロズとゲーム差なしの2位だ。
デラクルーズとデヨングは、7月31日が移籍後の初出場。それぞれ、4打数2安打と3打数1安打を記録した。安打は、いずれもシングルだ。パイレーツは、ワイルドカードの3番手まで2.5ゲーム差。ロイヤルズは、ワイルドカードの3番手に位置している。すぐ上のチームとはゲーム差なし、すぐ下のチームとは2.0ゲーム差だ。
なお、マーリンズからニューヨーク・ヤンキースへ移ったジャズ・チザムJr.は、移籍前のホームランが15本未満の13本、移籍後は4試合で4本だ。各試合の本数は、0本、2本、2本、0本。チザムJr.については、こちらで書いた。