福岡市の中心街・天神のど真ん中で〈豚骨ラーメン一杯390円を貫く〉現在もエリア最安値で提供し続ける
福岡市中央区天神。新天町商店街に並行して延びる「天神サザン通り」沿いの路地にある〈楽勝ラーメン〉。パチンコ店とゲームセンターの中間(パチンコ屋さんに併設されている)にあり「ラーメン390円」という看板の文字が目立つ。もともとワンコイン以下の390円でスタートしたフラッグシップ麺で看板メニューの「楽勝ラーメン」。十数年前の一時期450円になった時もあったが、現在は当初の「390円」という価格に戻り、今もなおそのお値段を守り続けられている。
経営は、1970年創業で、今年54周年になる「牛心フーズ株式会社」。ソラリアステージの「牛心食堂」や「博多とんかつ処 かつ心」、サザン通り入口近くにある角屋食館ビル内の「立ち飲み居酒屋 角屋」や「ラーメン居酒屋 豊久」「食べ処・飲み処 えん家」「焼肉 牛心亭」などの飲食店を運営されている会社だ。
この日、久しぶりとなる夕方17時近くの訪問で、先客は場所柄もあるのだろうか、インバウンドの方々(主に中国や韓国の方々がいらした印象)が多数で、食べ終わっている人も多かったけど、みなさん寛いでいる感じでのんびりムード。食券制なので、入ってすぐ左手にある券売機では「もやしラーメン」を選択し発券。コの字型カウンター席の奥に空きの席を見つけ着席。食券を渡しつつ麺の硬さは「カタ」で注文。席数は、カウンター席と二人掛けのテーブル席があり全部で20席ほど。
野菜補給のつもりで「もやしラーメン」
クリーミーな豚骨スープは、脂感弱めでスッキリとした味わい。まろやかで心地よいスープに合わせる麺は少しモッチリ感のある歯応えのある逸品。その組み合わせにデフォルトでチャーシューにネギともやしが少々入った「楽勝ラーメン」は、一杯390円というお値段以上の価格設定。この金額に対して、このクオリティなら申し分ない存在感だし、さらに卓上には辛子高菜と紅生姜が無料でいただけるから、本来あまりトッピングする必要はないのだけど、この安さから何となく毎回トッピングしたラーメンメニューを選択してしまう。
今回もまた野菜補給も兼ねてという自身への言い訳を理由に「もやしラーメン」を選択。待つことしばし、配膳された一杯は、これはこれで正解のシャキシャキのたっぷりもやしが入っているにもかかわらず、わずか+80円というお得感もあり、煮玉子ラーメンと同様の人気メニューになっている。
メニュー内容を一部をご紹介
まずラーメン類は「楽勝ラーメン(390円)」「辛みそラーメン(550円)」「煮玉子ラーメン(470円)」「もやしラーメン(470円)」「チャーシューメン(600円)」「どんたくラーメン(540円)」の6種類。
さらに「替玉(130円)」「学割替玉(60円)」。各ラーメンの「大盛(130円)」。「餃子3個(160円)・餃子6個(320円)」。トッピングは「煮玉子(80円)」「もやし(80円)」「チャーシュー(210円)」「辛みそ(160円)」となる。
お得なセットメニューもあり「ラーメンライスセット(530円)」「ラーメン・明太子ごはんセット(580円)」「餃子セット(540円)」「餃子ライスセット(680円)」「半チャーハンセット(630円)」「半チャーハン・餃子セット(780円)」というラインナップになる。
最寄りの駅は、西鉄天神大牟田線の「福岡天神駅」と福岡市営地下鉄の「天神駅」。住所もそうだけど福岡市中央区天神の、ほぼ「ど真ん中」なので、博多駅や福岡空港からの交通アクセスもよく、近くて簡単便利。お近くに立ち寄られた際は、このエリア最安のラーメンをご堪能いただければ幸いです。