27年ぶりの0.75%利上げ 外債で7%利回りが狙える市場環境が戻ってくる
27年ぶりの0.75%利上げ 外債で7%利回りが狙える市場環境が戻ってくる
こんにちは。シンガポール在住、ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。
米FRBは27年ぶりに0.75%の大幅利上げをし、株式市場は乱高下しました。年末までしばらくは利上げと乱高下は続くと予想されます。
しかし、今から積立投資をする人にとっては株式、債券などの価格が昨年と比べると随分買いやすくなっています。
長期分散投資、インデックスなどで積み立てている人は積立をやめずに淡々と続ければよいでしょう。
日本に住んでいる人は、つみたてNISA、iDeCoなど有利な制度をまずは利用し、それ以上にある余剰資金はスポットで投資をするとよいでしょう。
6月から2ヶ月限定で、日本で生活をしています。日本でもジリジリと物価が上昇しています。
2020年基準を100とする消費者物価指数を見ると、2022年5月(東京)は電気代121.7、ガス代122.5、都市ガス代123、灯油123.9、油脂131.1、マヨネーズ119.3、コーヒー豆114.6、紅茶116.3、ポテトチップス111.5、ドーナツ(外食)110.3、学校給食(小学校)104.7、調理カレー104.1となっています。
政府はガソリンなどの補助に加えて電気代の補助も打ち出そうとしていますが、焼け石に水のようにも感じます。
各人が資産運用をして配当収入を得る、副業をして収入増を目指す、節約で無駄を削るなどをし、インフレ分を回収できるように努力することが重要になりそうです。
なんとなく、日本というは没落貴族のような道をたどっているように思います。先代は大きな資産を築いたけれど、これから2代目、3代目は資産を切り崩して生活をせざるを得ないという状況で徐々に貧しくなっていくという印象です。
私が日本に住んでいた2014年頃までと比べると、特殊法人の切り崩し、外国人労働者の上昇など明らかな違いが見られます。
例えば、昔に節約技として公共の宿やURの賃貸などを挙げていました。しかし、公共の宿の多くも施設が売却されたり、価格が市場レートになったりしています。URも一部民営化されています。
外国人労働者の受け入れに関してはコロナで一部中断されているとはいえ、目に見えて増えた印象です。ベトナムスーパーやベトナムに荷物を送る配送業者なども見かけたりします。
また、娘を一時的に公立小学校に入れましたが、クラスの3〜4人が外国人で国際化されつつあると驚きました。
この流れは止められず、保有する資産を少しずつ売却する、外国人を受け入れるなどでより稼ぎを増やすなど、バランスシートを少しずつ改善していくことになりそうです。
ずっと住んでいると気づきにくい変化ですが、約3年ぶりに日本に来ると変化に気がつきやすくなるようです。
今の日本は物価も安く、安全で世界を見ても最も過ごしやすい場所だと言えます。ですが、30年後も同じ状態で存在できるのかは神のみぞ知る世界でしょう。
シンガポールでの運用と日本での運用の違い
さて、今回はシンガポールと日本での資産運用の違いをお伝えします。
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