各駅停車の旅【5日目:盛岡~山形】7日間乗り放題11,330円で青森まで行ってみた!
5日目のこの日は盛岡から仙台を通って山形へ向かいます。移動距離249.3km、5時間を超える各駅停車の旅です。でもその前に、盛岡で泊まったホテルの近くにある “ご当地パン” の有名店「福田パン 長田町本店」に立ち寄って、お昼のパンを買いました!
※切符の詳しい内容は「1日目」に紹介しています
≪盛岡市民のソウルフード、福田パンの本店へ≫
実は当初の予定では、青森から秋田に泊まって山形に向かう予定でしたが、7月14日からの大雨で線路が寸断されるなどの被害があり、やむなくルートを変更しました。
少し時間があったので、盛岡市民のソウルフードとまで言われる福田パンの本店に行きました。自家製のコッペパンに50種類以上の具材から好みを選んでサンドしてもらいます。朝7時から営業しているので、早い出発の方も利用しやすいお店です。
1種類もしくは2種類の具材を選んでオーダーできますが、メニューが多いので迷いに迷います。そんな人はアンバターのように人気の組み合わせを試してみましょう。惣菜系もあるので、ランチにもオススメです。
今回注文したのは「ピーナッツ×粒入りピーナッツ」と「田野畑山地酪農牛乳×コーヒー」の2種類。粒なしのピーナッツはちょっと甘めのクリームで、香ばしい粒入りと、2つのピーナッツ味がドッキング。
いっぽう岩手県の田野畑山地酪農牛乳クリームは、傾斜山地に放牧する希少な山地酪農の牛さんからの、栄養満点な牛乳をたっぷり使った牛乳クリームで、コーヒークリームとの相性が抜群でした。
<福田パン 長田町本店>
住所:岩手県盛岡市長田町12-11
≪風景を楽しむ鉄道旅≫
盛岡からは11時4分発のJR東北本線一ノ関行きに乗車。
岩手県紫波町にある日詰駅は、駅名票が吊り下げ式と立て看板式が上下同じ場所に!こんなアレレな発見も楽しみながらの電車旅です。
花巻周辺は地元出身の宮沢賢治推し。花巻空港駅横にある肥料メーカーの建物には花巻農学校教諭時代の宮沢賢治が描かれていました。そういえば、IGRいわて銀河鉄道や今年運行を終了したSL銀河も宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』から命名された、賢治推しですね。
一ノ関には12時29分に到着。12時44分発の小牛田行きに乗り換えます。
この日は乗客も少なく、ボックス席からは万緑の風景を満喫。
13時31分、小牛田駅到着。13時37分の仙台行きに乗り換えました。
電車が宮城県に入ると、ホームの駅名標には伊達政宗の兜を被った観光キャラクターむすび丸が見つかります。
仙台駅には14時23分に到着し、14時41分発の仙山線山形行きに乗り換えます。
≪奥羽山脈を縦断して山形へ≫
宮城県と山形県の県境周辺は、急峻な奥羽山脈と深い森の連続です。
作並温泉駅では大きなこけしがお出迎え。福島県から青森県まで続く山間部は、地域ごとに特色のあるこけしの里。作並温泉駅ではたくさんの観光客が降りました。
県境の奥新川駅から面白山高原駅付近は山が深く、スマホも圏外になりました。
≪山ラーと花笠、そしてスモッち≫
山形駅には16時17分に到着。この日は山形で宿泊です。
山形駅のコンコースに架かっていた巨大なタペストリーに「山ラー」の文字が、ある意味衝撃的。山形県はラーメン消費量日本一なんです。
駅には、8月初旬に開催される山形花笠まつりをPRする提灯や山笠が飾られていました。
今回どうしても食べたかったのが、山形のソウルフード「スモッち」。
ホテルの裏にあるマックスバリュに行ってみると、まったく見つからず。スタッフに尋ねて売り場に案内してもらい、ようやくゲット。袋の上からも燻製の香り漂う燻製卵です。
中は少し硬めの半熟といった感じで、スモークの香ばしい風味が癖になる美味しさ。ラーメンやサラダのトッピングほか、おつまみにピッタリです。
≪朝食で地元の味を楽しめるホテル in 山形≫
この旅最後の宿泊は、山形駅西口から徒歩5分のリッチモンドホテル山形駅前です。スーパーも近く、立体駐車場も備える好立地なホテルです。
山形の家庭の味が楽しめる朝食ビュッフェ。キュウリやナスなど水分の多い野菜をみじん切りにして、味つけした山形の「だし」は、ホテルスタッフの手作り。豆腐やご飯のトッピングにピッタリです。さらに夏の定番冷やしラーメンをはじめ、玉こんにゃくや庄内麩入りのお味噌汁、地元の漬物、果物王国山形のフルーツなど、ご当地食材を使った家庭料理は豊富で多彩。里帰りした山形県民も懐かしがる味だとか。
5日目(盛岡→山形)
所要時間:5時間13分(乗り換え3回)
移動距離:249.3km(積算距離:1192.4km)
正規運賃の場合:4,510円
※この旅行記で紹介したダイヤは、曜日や時間帯、ダイヤ改正等で変わることがありますので、ご注意ください。