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【静岡】掛川茶の老舗直営のカフェとショップ、眺望の良いテラス、伝統工芸などを紹介!

くろにゃんホテルとグルメのライター

静岡への弾丸ツアー後半、掛川茶の老舗「かねじょう(佐々木製茶)」直営のカフェとショップ「茶の庭」、眺望の良い東山の茶草場テラス、葦(あし)を使った伝統工芸「掛川葛布(かけがわくずふ)」をレポートします。

茶の庭

「茶の庭」は、掛川茶の生産から販売まで一貫して行う掛川茶の老舗「かねじょう(佐々木製茶)」直営のショップ&カフェです。

平地で栽培されるお茶は太陽をたっぷり浴びて育つので深蒸し煎茶向け。

工場にて味が濃くてまろやかなお茶を製造しています。

こちらはテラス。「茶の庭」は来年2月で開業4年。生育5年をめどに採取されるお茶の葉はまだ摘まれていませんが、のどか茶畑の景色が広がります。

茶畑を眺めながらお茶を楽しめるカフェエリアではランチ、お点前セット、スイーツなどがいただけます。天井が高くて開放的。この時、もう日が暮れてしまったのですが、晴れた昼間にまた来てみたい。

メニューの一部を紹介します

人気No.1「抹茶ラテ」アイス600円

まるで茶畑のようにフォームドミルクにたっぷり抹茶をかけてアレンジした「抹茶ラテ」は人気のドリンクメニュー。見るからに抹茶がたくさん使用されているのがわかりますね。抹茶のほろ苦さがおいしい!

お茶を味わう「お点前セット」1,400円~

好みのお茶に和菓子がセットになったメニューです。お茶は玉露、深蒸し煎茶、ほうじ茶から選べ、深蒸し煎茶にしてみました。

ポットのお湯をいったん湯冷ましに注いで急須に移し、砂時計で時間を計って茶葉を蒸らします。小刻みに7回ほどに分けて急須に注ぎ、最後はお茶をしっかり切ります。

2煎目は茶葉を蒸らす必要はなく一度に注いでいただき、3煎目には好みで茶葉に玄米を合わせ、香ばしいお茶も楽しめます。

葛どら 抹茶クリーム(お茶セット)760円~

表面が香ばしく焼かれたどら焼きに、奈良の吉野葛を使った葛餅と粒あん、ほろ苦い抹茶クリームをたっぷりはさんだ和スイーツです。好みのお茶とセットにしていただけます。

そのほかドリンクやスイーツなどのテイクアウトメニューもあり屋外でも楽しめます。

品数豊富なお茶ショップ

ショップには、お茶とお茶に関するグッズがぎっしりたっぷり並んでいて、あれもこれも欲しくなります。

お茶は見た目と香りを確かめて購入できます。

お茶の道具もステキですね。

和紅茶、お徳用のお茶、新年用のお茶、お茶を使ったお菓子もたくさん置かれていました。

新年のお茶と抹茶入りの葛湯とお菓子を購入しました。あ~、もっと買いたかったな。お茶とお買物が楽しめるので、掛川に行かれた際にはぜひ「茶の庭」にもお寄りください。

茶の庭
静岡県掛川市上内田389-1
0537-28-7077
10:00〜18:00(カフェスペース17:00まで)
駐車場無料
公式サイト(外部リンク)

茶文字の里 東山

茶畑の向こうにうっすらと「茶」の文字が浮かんだ東山。ここでは2013年に世界農業遺産に認定された「静岡の茶草場(ちゃぐさば)農法」が行われています。

「茶草場農法」とは、茶園の畝間にススキやササなどの草を刈り敷く伝統農法です。茶園に草を敷くことによってお茶の味を良くするほか、毎年晩秋に草を刈ることにより茶草場(草を刈り取るところ)の自然環境を保ちます。そのため貴重な野生動植物が生息しているのです。自然と共有している土地のお茶なら飲むのも安心ですよね。

茶草場テラス(かっぽしテラス)

「茶草場テラス」は東山・粟ヶ岳の頂上にあるテラスの総称で、青い芝生の上に敷かれた「グラステラス」では、眼下に広がる茶畑や駿河湾、静岡空港などを眺めながらお茶や食事を楽しめます。

この日はラッキーにも冠雪の富士山が見られました!

施設の2階には、木のぬくもりを感じる「フジテラス」と、吹き抜けの天井から空だけを眺められる「スカイテラス」があります。来てよかったなぁ~と思える開放感でいっぱいのステキな施設でした。

粟ヶ岳世界農業遺産茶草場テラス(かっぽしテラス)

掛川市東山1051-1
0537-27-0845
月曜定休

駐車場・利用無料(テラスまでの道が狭小の為、慣れたドライバーまたはハイキングがおすすめ)

公式ページ(外部リンク)

掛川葛布 小崎葛布工芸(おざきかっぷこうげい)

掛川の伝統工芸である「掛川葛布(かけがわくずふ)」の手織元「小崎葛布工芸(おざきかっぷこうげい)」さんへ。「葛布」は2つの呼び方があるのですね。掛川市内の葛布の手織元は、今やこちらともう一軒の2軒のみとなってしまったそうです。

最初に葛から糸を作るまでの動画を視聴しました。

暑い夏に80歳を超える老夫婦が自生する葛をより分け、小指の太さで真っすぐのものを採集し、慎重に熱湯で煮て川の水に晒し、地中で発酵させてしなやかにしてから、川でその表皮を洗い流します。

それから硬い芯を抜き、洗って今度はヌカに一晩漬けて油を抜きます。最後に割いて「葛結び」をして長い光沢のある糸に仕上げて束にするまでが老夫婦たちの仕事です。気の遠くなるほどの手間をかけて、雑草が価値のある糸になるのを知りました。

縦糸は綿の糸、横糸に葛糸を用いて手織り機で布にしていきます。葛糸の結び目が味わいとなっています。

織り上げたばかりの布は白っぽいのですが年月を重ねていくと茶色を帯びていき、それが味わいとなります。虫害にも強いそうで、昔から貴重な布だったのですよね。

1階の店舗には数多くの商品が並びます。このバッグは3万円台。あれほど手間をかけて糸にして手織りで布にしたものをさらにバッグに加工しているのに、この価格は安すぎる!と思いました。

パリッと張られた日傘もステキです。抜け感があり涼し気で、和装にも合いそうです。

富士山の柄のうちわもステキでした。

小銭入れや印鑑ケースなど、小物はお土産に人気。

母にお土産買ってあげればよかったなぁ~。伝統工芸がお好きな方はぜひ行ってみてください。

小崎葛布工芸
静岡県掛川市城下3-4
0537-24-2222
9:00~17:00
火曜日定休

公式サイト(外部リンク)

おわりに

いかがでしたか?掛川茶とお茶のお菓子、景色、伝統工芸までをご紹介しましたが行ってみたいと思われましたか?気になる方はぜひ訪れてみてくださいね。

※本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。

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ホテルとグルメのライター

東京・関西2拠点生活+旅。ホテルとグルメの情報を毎日掲載しています。ライブドアブログ(22年~、15,000記事~)、インスタグラム(5,700投稿~、フォロワー37,000人~)、食べログ(約16年、約4000件)、Googleローカルガイドレベル10、国内外のホテル・レストランを多数取材しています。

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