【著名人も通う】麻布十番にあるフュージョンレストランで3時間以上かけて挑んだ圧巻のディナー
いつも記事をご覧いただきありがとうございます。いよいよ新年まで10日足らず。今年印象に残ったレストランを全力でUPしていこうと思います。
今回ご紹介するのは東京都港区麻布十番にあるフュージョンレストラン「Virtue(バーチュ)」です。以前より存じ上げている名シェフの元へ、音楽ジャーナリストのステキな方と一緒に伺いました。
Virtue(バーチュ)
麻布十番駅から近く大通りに面しているのにドアの向こうは別世界。
2階へといざなう階段、垂れ下がるポップな照明。次の扉をくぐるとU字型のテーブルが現れ、奥にはキッチンが見えます。
シェフの山下浩幸氏は、「銀座レカン」、マンダリンオリエンタルホテル東京「シグネチャー」など国内フレンチの名店で修行ののち、渡米してエリック・ジーボルト氏に師事し5年半研鑽を積んで帰国。以来、国内で腕を振るっておられます。
かのD夫人のバースデーパーティーのお料理を担当されたり、華やかな経歴をお持ちの方です。国内外からVIPを迎え、この日はアメリカを代表する博物館の館長一行が同席で驚きでした。
室内は薄暗く、各自のテーブルにスポットライトが当てられ、九谷焼の雲のオブジェが浮かび上がっていました。ステキな演出にうっとり。
メニューはコース料理のみ。2人とも飲むのが好きなのでワインペアリングにて楽しみました。
まずはピノノワール100%のシャンパーニュ。乾杯。きゅーっと。
メニューはなんとシェフによるイラスト。これがまたステキなのですよ。
お楽しみの始まり 4種のアミューズ
この日は、シロイカ刺身、花咲クラゲ、大山鶏、能登野菜のピクルス。フレンチかと思っていたけれど中華のテイストも入った和食のような。
季節のお出汁
そして昆布とかつおの濃いだし汁が美しい器にて出されました。
甲州の樽が香る14度でうまみの長く続く国産白ワイン。
茄子 雲丹 百合根 花穂紫蘇
ステキな器の中身は白雲丹のロワイヤル。
なめらか。雲丹とともにとろり。
20分間浅漬けのイクラを合わせてぜいたくな味変。
松茸 秋刀魚 西京味噌漬
秋刀魚とフォアグラの春巻きを、熱々土瓶蒸し風の松茸のラグーに入れていただきます。すごい食べ方。これがアツアツで味わいと食感が楽しめる逸品。
深みがあって香りも好きなカベルネソービニヨン。
青鰻 土鍋御飯 雲丹トリュフ 卵
愛知県の青鰻をバリッと焼き、雲丹とトリュフ入りのスクランブルエッグの上にオン。
鰻のタレには隠し味でイチゴを使っているなど発想の自由さに驚かされます。
フランスのピノノワールが登場。きれいな香り。赤ワインのタンニンの渋みが脂を溶かすそうです。
飛騨牛 トリュフ 牛蒡 すき焼き
甘いごぼうムースの上にトリュフオイル漬けの卵黄を浮かべ、飛騨牛のグリル、黒舞茸、長野産の松茸を添えたすき焼きの進化系。
豪華な食材をいっぱい使ったコースです。
フカヒレ 鼈(スッポン)出汁 銀杏 小松姫
スッポンの出汁で煮込んだ気仙沼産のフカヒレ。ああ、たっぷり!小松姫は群馬産のお米で、これを入れてフカヒレリゾットに。最高。
オーストラリアのミード(蜂蜜のお酒)に山椒や八角、シナモンを合わせてスパイシーに風味づけたものをロックで合わせていただくのがオツ。
丸い氷もいいカンジ!
Trick Art ベリーAのソルベ 巨峰 ブルーチーズ
どこまでがお皿でどこまで食べられるのかがトリックアートになっているアヴァンデセール。ベリーAの非加熱で作ったワインシャーベット、ブルーチーズクリーム、ぶどうのコンポートと、器の一部に見えるシナモン風味のメレンゲ。
ハーブティーをいただいて。
'MELOKICHI‘メロ吉 ヨーグルト
メロ吉はメロンと鳥が合体したキャラクターです。メロン彫刻はシェフの手によるもの。中から赤肉メロンの果汁が注がれ、メロンヨーグルトが完成します。
バカラのグラスにてさっぱりとしたメロンデザートをいただき終了です。
おわりに
お料理9品とワインのペアリングにて3時間以上かけて挑んだコースは、このようなものすごい内容でした。このメニューは秋口のものですが、現在のメニューにも共通のものがいくつかありました。気になる方はぜひ行ってみてください。
※本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。
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