グランド ハイアット 東京の熱い「冷たいデザート」
夏のスイーツ
夏のスイーツといえば、何を思い浮かべるでしょうか。
アイスクリームにパフェ、かき氷というあたりがすぐに挙がるのではないかと思います。この中でも2年くらい前からは特にかき氷が人気で、以下の通り、多くのホテルが提供しています。
- ホテルニューオータニ
KATO'S DINING & BAR
2016年4月29日~9月30日
「サツキ江戸かき氷」
- ストリングスホテル東京インターコンチネンタル
ザ・ダイニング ルーム
2016年6月1日~9月11日
「大人のかき氷」
- 第一ホテル東京
ロビーラウンジ
2016年6月1日~8月31日
「かき氷」
- ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ
ニューヨークラウンジ By インターコンチネンタル 東京ベイ
2016年6月25日~8月31日
「2016夏 かき氷コレクション」
- シャングリ・ラ ホテル 東京
ラウンジ&バー「ザ・ロビーラウンジ」
2016年7月1日~9月30日
「マンゴーとスイカのかき氷」
- ANAインターコンチネンタルホテル東京
シャンパン・バー
2016年7月1日~8月31日
「かき氷カクテル」
- セルリアンタワー東急ホテル
ガーデンラウンジ「坐忘」、ガーデンキッチン「かるめら」
2016年7月1日~8月31日
「かき氷」
ホテルでかき氷を提供する理由
どのホテルでも、真夏の7月〜8月に、かき氷を提供しています。ホテルで提供するものは高価な食材を使っていたり、手間暇かけていたり、心地良い空間で食べられたりするので、かき氷と言えども1000円以上します。
しかしそれでも、かき氷は手軽なイメージがあるので、ホテルへ訪れる敷居を下げることになり、客を呼び込み易いのです。また、テレビ、雑誌、インターネットの特集でかき氷がよく取り上げられるので、パブリシティも期待できます。
こういった理由により、多くのホテルでかき氷を提供しているのです。
グランド ハイアット 東京
かき氷は夏の人気デザートになっているので、どのホテルでも力を入れています。しかし、1つのホテルで2つのかき氷を提供し、さらには、かき氷も含めて、特に冷たいデザートに注力しているホテルがあります。
それは、7月1日から5つのレストランやショップでそれぞれ、5つ冷たいデザートを提供している、グランド ハイアット 東京です。
5つの冷たいデザート
グランド ハイアット 東京が提供する5つの冷たいデザートは以下の通りです。
- 「Paris Summer Glace」(フレンチ キッチン)
- 「フレッシュマンゴー添え羽衣ミルクかき氷 タピオカ入り マンゴーソース」(チャイナルーム)
- 「レモンのシブースト」(フィオレンティーナ)
- 「サマーベリーヌ」(フィオレンティーナ ペストリーブティック)
- 「アイスバーガー」(オークドア)
それぞれどのような冷たいデザートなのでしょうか。
Paris Summer Glace(フレンチ キッチン)
フランス料理のフレンチ キッチンで提供されているかき氷だけあって、本格的なグラニテに仕上がっています。フローズンドリンクとかき氷からインスピレーションを得ており、7月から9月まで毎月フルーツを替えています。最初の7月は夏フルーツの代名詞であるスイカを使った「すいかとライムのグラニテ」、8月はもう少し甘味と香りを携えた「ピーチとバニラのグラニテ」、9月は残暑を吹き飛ばすメリハリの効いた「グレープフルーツとはちみつのグラニテ」となっています。
フレッシュマンゴー添え羽衣ミルクかき氷 タピオカ入り マンゴーソース(チャイナルーム)
中国料理のチャイナルームからのかき氷は、中華風らしくマンゴーやタピオカを使い、さらには燕の巣まで加えた、他にはない個性的な一品です。提供を始めた当初からずっと燕の巣が使われており、最初の頃と内容はほとんど変わりませんが、以前よりも値段が安くなっており、より幅広い客層が食べられるようにしています。
レモンのシブースト(フィオレンティーナ)
イタリアンレストランのフィオレンティーナからは、冷たいシブーストが提供されています。シブーストは通常、冬のフルーツであるリンゴが使われますが、夏ということでレモンになっているところがポイントです。レモン尽くしのフルコースのデザートとしてだけではなく、アラカルトでも提供されています。レモンの皮を器に使っているので、印象的です。リモンチェッロを使ってイタリアらしさを、ココナッツ風味にして夏らしさを表現しています。
サマーベリーヌ(フィオレンティーナ ペストリーブティック)
デザートを販売しているフィオレンティーナ ペストリーブティックでは、8種類ものサマーベリーヌが用意されます。毎年何種類ものベリーヌが販売されて話題になっていますが、今年は8種類のうち実に7種類が新作という力の入れようです。
アイスバーガー(オーク ドア)
最後は、ステーキやハンバーガーで有名なオーク ドアからで、シグネチャーディッシュの一つであるハンバーガーから考案したアイスクリームのハンバーガーです。見た目はまさにハンバーガーそのもので、バンズがチョコレートをコーティングしたブリオッシュにアーモンド、挟まれているのはバニラとカスタードクリーム、生クリーム、パティはラズベリーのソルベで、ソースはラズベリーソース。フレンチフライはシナモンシュガーで味付けした揚げたパイです。ここまでハンバーガーを模したデザートはそうそう味わえないでしょう。
冷たいデザートへのこだわり
グランド ハイアット 東京がここまで冷たいデザートにこだわっているのは、かき氷が流行していて夏に涼し気なデザートが人気であることが理由です。しかし、こだわろうと思っても、こだわることは簡単ではありません。料飲施設で横断的に同じフェアを行うことは、思ったよりも難しいものだからです。
テーマが食材や地域であれば、それぞれのレストランで使い易いものを選択すればよいだけですが、「冷たいデザート」ではペストリーやカフェ以外では応対が難しいでしょう。しかし、「ホテビア2016、注目するべきホテルのビアガーデン」の中でも紹介したように、日頃から料飲部門が協力し、また「トリュフと黒毛和牛テンダーロインの祝い膳」や「鉄板上の空論か? ソルベから読み解くグランド ハイアット 東京の鉄板焼「けやき坂」夏メニュー」のように常日頃から話題となるフェアを行っているので、今回も全館を挙げてアイデアを絞り「冷たいデザート」に取り組めたのです。
このグランド ハイアット 東京の熱い「冷たいデザート」を是非楽しんでみてください。
元記事
元記事もご参考にしてみてください。