【全国で57回の地震!】北海道から台湾付近まで広範囲に発生、震度3以上の地震は9回
今年は元旦から能登半島地震が発生し、その後も地震のニュースが絶えません。
先日4月3日には隣国の台湾で震度6強の強い地震があり、現在も行方不明者の捜索が行われています。
そんな中、本日4月8日10:25分に大隅半島東方沖を震源とする地震が発生し、宮崎県日南市で最大震度5弱を観測しました。
そこで4月に入ってから震度1以上の地震がどれだけ起きているのか調査すると、なんと8日14:00までで、57回もの地震が発生していました。
気象庁の震度データベースで6日23:59までの46回の地震を可視化
気象庁が提供する「地震データベース検索」で、4月1日00:00~6日23:59までの地震履歴を地図で確認してみましょう。この地震データベース検索では、調査日の2日前までのデータしか確認できないため、本日8日に起きた宮崎県の地震は反映されていません。
しかし、北は北海道の宗谷地方北部から南は台湾まで、特定の範囲に限らず地震は広範囲に渡って発生していることが分かり、6日までの地震は46回起きています。
4月7日~8日14:00までは11回発生 全体の19.3%
4月7日~8日14:00までに発生した震度1以上の地震は、上記のとおり11回起きており、4月に発生した震度1以上の地震(57回)の約19.3%にあたります。
その内、震度5弱の地震は8日10:25に発生した大隅半島東方沖を震源とする宮崎県日南市の地震です。同時刻帯に東北地方でも震度1の地震が複数回起きているため、偏った発生になっていません。
震度3以上の地震は9回 全体の約15.8%
今度は4月1日~8日14:00までに発生した震度3以上の地震を確認してみましょう。
上記のとおり9回発生しており、最大震度5弱は2日の岩手県沿岸北部と8日の大隅半島東方沖の2回です。これも、離れた場所で発生しています。
4月1日~8日までの日別の地震発生件数
- 4月1日: 7回⇒12.3%
- 4月2日: 9回⇒15.8%
- 4月3日:12回⇒21.1%
- 4月4日: 7回⇒12.3%
- 4月5日: 4回⇒ 7.0%
- 4月6日: 7回⇒12.3%
- 4月7日: 3回⇒ 5.3%
- 4月8日 :8回⇒14.0%
4月1日~8日14:00までの震度1以上の地震発生件数は57回でした。
上記は、日別の発生割合を算出したもので3日が21.1%と多く、次いで2日の15.8%、8日の14.0%が3番目に多い発生率となっています。
因みに、1日~8日までの一覧表は最後に掲載していますので、ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
専門家は南海トラフ地震への影響はないとの見解
台湾から宮崎県へと強い揺れの地震が連続していることから、南海トラフ地震の発生が懸念されています。
しかしながら、今回の地震は南海トラフ巨大地震の想定震源域外側で発生していること。また、地震の規模が小さく震源の位置も異なるため影響はないと、専門家は見解を示しています。
4月は8日で57回地震が発生!いつどこで大きな地震が起きるか分からない!
次の表は1日~8日までの震度1以上の地震発生一覧です。
8日までで合計57回の地震が発生していますが、偏った発生でなく全国で地震が起きていることから、「いつどこで大きな地震が起きるかは分からない!」といえるでしょう。