「五輪後も下がらない」という声の高まりで、都心マンションは買いか、売りか
昨年まで、「不動産価格は2020年の東京五輪まで上がり、その後、大きく下がる」という声が多かった。しかし、19年秋以降、にわかに増え出したのが「東京五輪後も下がらない」という予測。東京五輪まで残り1年を切ったが,都心を中心にしたマンション価格に下がる気配はない。だったら、五輪後も下がらないのではないか、と考えられるようになったのだろう。
私は、都心マンションの値上がりが顕著になった15年以降、「都心の不動産価格は東京五輪後も下がらず、高止まりする」と言い続けているのだが、昨年まではずっと少数意見だった。少数派どころか、「そんなこと言っているのはアンタだけ」とテレビ局から取材が入り、結局、ボツになったくらい異端児扱いされたこともある。が、このところずいぶんと仲間が増えてきた感じがする。
そうなると、別の不安が生じてくる。「五輪後も下がらない」が多数意見になると、都心のマンション市況に影響が出てくるのではないか、ということ。そのなかには、リスキーな動きも予測される。
「五輪後も下がらない」という声の高まりで起きること……
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