【まずは食事の量を維持すること】「噛みずらい」と言われたときの食事を用意する方法は?
介護メンズの1人が歯周病になってしまいました…。ただでさえ食べられる食品に制限がある中で食べられないものが増えてしまいました。普段なら「一時的だし、まぁ様子をみたり歯医者さんに相談すればいいか」と考えるのですが、今回ばかりは少し頭を抱えています。それは、先月入院していたので筋力が落ちている事、暑さで食欲も微妙に落ちている事を考えると、早急に対策を考えなくては…。でも暑いのでなるべくガスを使いたくない。ということで、実際に私が取り入れている事は3つです。
1.野菜は全て皮を剥いてレンジで加熱してから料理に使う。
普段なら皮を剥かなくても食べられるナスやキュウリも皮を剥いてから料理に使用しています。ナスなら皮を剥いて、ラップにくるんでレンジで2分ほど加熱してから調理しています。皮の部分に栄養がたくさんあるのはわかっているのですが、今回は「食べること」を優先して調理しています。
2.たんぱく質は卵、豆腐をフル活用!肉類は下茹でして、魚は煮魚でしっとりさせる。
筋力を維持するためにたんぱく質は必須です。卵や豆腐、納豆はそのままでも柔らかいので使い勝手が抜群です。暑いときには、そのまま食卓に出すだけで1品になるのでこれを使わない手はありません。チーズも一口大にしてサラダに入れると簡単にたんぱく質をアップできます。
肉類は調理の前に下茹でしてから調理します。下茹でをすることで硬くならず、また調理の最後に加えることで柔らかく食べることができます。薄切り肉がおススメです。
魚も焼き魚やムニエルよりも煮魚の方がしっとりと食べやすいです。お刺身もOKですが、煮魚のほうが甘辛い味付けでごはんがしっかり食べることができます。
3.カロリーをとるためにおやつやジュースも利用する。
普段は体重増加を考えて控えていますが、食事の量が少し落ちているのでおやつも食事の1つとして考えます。ですが、難しく考えず普段食べているお菓子の他にゼリー、プリン、アイス、ようかんなどを進めています。ジュースも普段は飲みませんが、体がカロリーを欲しているのか「甘いジュースが飲みたい」というので水分補給も兼ねてジュースも活用しています。
調理をする人も連日の暑さで疲れも溜まっていると思います。私も食事の準備が面倒…と思う事も多々あります。でも介護食は「買ってきて終わり」というわけにはいかない事情もあります。電子レンジを使ったり、市販のおやつも組み合わせて「まずは食事の量を維持すること」に重きを置いて暑さを乗り切れるようにしたいですね。
※食べる方の「かむ力」「飲み込む力」には個人差があります。少しでも不安がある場合は、かかりつけの医師や歯科医、訪問看護さん、ケアマネージャーさんなど気軽にご相談してくださいね。