今春「1試合3本塁打」は3人目。通算3本塁打、402本塁打、118本塁打のうち、過去に1試合3本は…
3月24日、ウィリー・アダメス(ミルウォーキー・ブルワーズ)は、打席に4度入り、四球、ホームラン、ホームラン、ホームランを記録した。2ラン本塁打が3本だ。
今春の1試合3本塁打は、3月17日のカイル・スタウアース(ボルティモア・オリオールズ)と20日のジャンカルロ・スタントン(ニューヨーク・ヤンキース)に続き、アダメスが3人目。MLB.comのサラ・ラングスによると、2019~23年のスプリング・トレーニングで1試合に3本以上のホームランを打った選手は、いなかったという。
3人のメジャーリーグ通算本塁打(出場試合)は、スタウアースが3本(48試合)、スタントンが402本(1535試合)、アダメスは118本(719試合)だ。
今春、スタウアースは、最多の7本塁打――オニール・クルーズ(ピッツバーグ・パイレーツ)とタイ――を記録しているが、3月22日にAAA降格となった。オリオールズの外野(とDH)には、空きがない。それについては、こちらで書いた。
◆「一昨年のドラフト全体1位はマイナーリーグで開幕。今春最多7本塁打の選手も開幕ロースターに入れず」
スタントンとアダメスは、レギュラーだ。それぞれ、DHと遊撃手として、開幕戦のスターティング・ラインナップに名を連ねるだろう。
スタントンの通算本塁打は、歴代58位に位置し、現役選手では最も多い。シーズン30本塁打以上は7度を数え、マイアミ・マーリンズでは、2014年(37本)と2017年(59本)に本塁打王を獲得している。
スタントンほどではないが、アダメスもパワーレスではない。過去3シーズンのホームランは、25本、31本、24本だ。
ただ、2人とも、レギュラーシーズンとポストシーズンにおいて、1試合に3本以上のホームランを打ったことはない。2本塁打が最も多い。スタウアースは、どのホームランも違う試合で記録している。
ちなみに、マイナーリーグ時代の1試合3本塁打は、スタントンが2010年にAAで1度、アダメスは皆無だ。スタウアースは、2年前、AAAで1試合に3本のホームランを打った。