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クラシコとバルサの「勝負の3連戦」の行方。クーマンが抱える「左右のスペース配分」問題。

森田泰史スポーツライター
ドリブルするデパイ(写真:なかしまだいすけ/アフロ)

クラシコが、水平線には、ある。

ロナルド・クーマン監督にとって、“勝負の3試合”が訪れた。今季序盤の成績不振でオランダ人指揮官の解任の可能性が取り沙汰され、リーガエスパニョーラ第9節バレンシア戦、チャンピオンズリーグ・グループステージ第3節ディナモ・キエフ戦、リーガ第10節のレアル・マドリー戦が鍵を握るといわれていた。

バルセロナは、バレンシア戦(3−1)、ディナモ戦(1−0)と連勝を飾っている。クラシコを前に、調子を取り戻したとみていいだろう。だが次の相手はマドリーである。簡単に勝たせてくれるチームではない。

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■大事な時期を迎えて

また、バルセロナはクラシコを前に大事な時期を迎えていた。

10月17日にソシオ総会が開かれ、ジョアン・ラポルタ会長はソシオ(会員)に対して“現在”と“未来”について説明しなければならなかった。5時間を超えるやり取りの後、その会は後日再び開催される運びとなった。

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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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