プロゴルファーのデータに学ぶ!ドライバーショットの飛距離を最大化させるために必須の2つのポイント
スマッシュファクター
多くのゴルファーがドライバーショットで「1ヤードでも遠くで飛ばしたい」と願っていることだろう。
飛距離アップというと、多くのゴルファーがヘッドスピードアップについて考えるかもしれないが、最も重要なのはそこではない。
スマッシュファクターという項目がヘッドスピードよりも飛距離アップにおいて、まず注目するべきポイントとなる。
スマッシュファクターは、<ボールスピード(ボール初速)÷ヘッドスピード>という式で算出される値のこと。“どれだけ効率よくボールに力を伝えられているか”を示すものだ。
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プロゴルファーのスマッシュファクター
ツアー選手のスマッシュファクターの値は高い。トラックマンを公式の弾道測定器として採用している米ツアーの今季(7月11日時点)の平均は、1.498となっている。最も高い値の選手は1.516だ。
2007年の平均は1.471だった。クラブとボールの進化により、同じインパクトの質でもスマッシュファクターが向上してきていると考えられる。
スマッシュファクターを上げるための2つのポイント
スウィートスポットでインパクト
スマッシュファクターを上げるためには、スウィートスポットでインパクトする必要がある。打点がスウィートスポットがずれると、その分ボールに力が伝わらないため、ボールスピードが下がる。ヘッドスピードが同じでボールスピードが下がれば、スマッシュファクターも下がってしまう。
大きすぎないインパクトロフト
スウィートスポットでインパクトしても、インパクト時のロフト角が大きいとスマッシュファクターは上がりにくくなる。インパクトの力が目標方向ではなく、上方向に働く度合いが強くなるほど、ボールスピードが下がり、スマッシュファクターも下がってしまう。
インパクト時のロフト角が小さいほどスマッシュファクターは高い値になりやすいが、小さすぎると飛距離を出すに十分な打ち出し角が得られないので注意が必要。
バランスよくスイングする
ヘッドスピードを上げる意識が過度になり、力み、スイングバランスを崩すことで、スマッシュファクターが下がることがないように注意したい。
「飛ばしたい」「当てたい」という意識を抑えてリズミカルにバランスよくスイングすることで、挙げた2つのポイントをクリアしてスマッシュファクターを上げやすくなるだろう。
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