【ランニング中の腹痛(差し込み)】原因と対策
初めまして!読んで頂いてありがとうございます!
たくや/ランナーです。都内で医師&ランニングコーチをしています。
今回はランナーの腹痛(差し込み)についてまとめます。
・短時間で理解・対策ができるようまとめました。
・時間のない方は、黒板だけでもOKです。
・深く知りたい場合は、Noteを読んで下さい(無料)。
では早速いってみましょう!!
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ランニングの時の腹痛について
後に述べますが、若い人の方が起こりやすいんです。
おそらく学生時代に、どなたも経験があるのではないでしょうか。
そしてどんなスポーツでも起こりえます。
文献によって異なりますが、ランニングが一番おこりやすいみたいですね。
ランニングの時の腹痛の原因について
痛くなる原因は様々提唱されています。
そのなかで最も有力な説は「腹膜が臓器とコスれて痛みを生じる」というものです。
他に以下の説もあります。
・横隔膜の虚血
・内臓靭帯への機械的ストレス
・胃腸障害
・筋肉のけいれん
・腹腔動脈圧迫症候群
・神経性の痛み
ランニングの時の腹痛の特徴
文献から得られる他の情報を列記します。
・痛みが放散して肩まで痛くなることがあります(医学的には放散痛といいます)。
・若い・猫背・練習不足で起こりやすくなると言われています。他、不安やストレスも関連しているなんていう論文も最近公開されました。
・運動前の食事や、濃い水分を補給すると起こりやすくなります。ですがこれは、普段から練習することでなりにくくすることができます。
ランニングの時の腹痛の予防
原因は不明でも、対策は文献にあります。
・胃腸に負荷がからないように、早めに食事を済ませる。
・同じく胃腸に負荷がかからないよう、等張液(要はスポドリ)を少しずつ摂る。
・胃腸が上下動しないように、腰にベルトを巻く。
・猫背で走らないようにする。
腹痛がでやすい人は、腹痛になる前に対策しましょう。
ランニングの時の腹痛の対応
ではなってしまったらどうしましょう。
なった時の対応方法は文献にはありません。
なので一般的に世間で用いられている方法を書きました。
「押したり叩いたり伸ばしたり深呼吸して、ダメならガマンするか減速する」
うーん・・・要はなってしまったら回復が難しいので、ならないように対策しましょう。
以上、最後まで読んで頂いてありがとうございました。
もう少し詳しく知りたい!という方は、自分のNoteもよろしくお願いします。
<参考情報:Note>ランニング中の腹痛(運動関連一過性腹痛)
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たくや/ランナーについて
中学・高校・大学と陸上競技部で、そして卒業後もランニングを続けています。フルマラソンのベストは2時間50分。
今は都内の病院で勤務をしつつ、ランステでコーチをしています(日比谷ライドのコーチ紹介)。
発信はおもにNoteでしています(ビアランニングドクターのNote)。