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危機の中の心理学:コロナウイルスで緊急事態宣言がなされる今の生き方

碓井真史社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC
写真はイメージ:新型ウイルス肺炎が世界に拡大 米、副大統領らが対策を協議(写真:ロイター/アフロ)

<危機は混乱と破滅を生む。だが、危機は新しい変化も生む。その分かれ道は、私たちの心と行動だ。>

■新型コロナウイルス、パンデミックか、北海道で緊急事態宣言、サンフランシスコ市で非常事態宣言

新型コロナウイルスの危機が広がっています。全国で小中高が休校となり、北海道で緊急事態宣言、サンフランシスコ市で非常事態宣言です。

すでに先月、世界保健機関(WHO)は、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言していました。

アメリカ疾病対策センターCDCは、「世界的なパンデミック(感染爆発)に近づいている」と述べています。

記者会見で汗をぬぐっていたイラン保健省の次官は、新型コロナウイルスに感染していました。

イタリア北部では患者が急増し、スーパーの棚が空になったとも報道されています。報道番組の中で、一人の老人が嘆いていました。

「スーパーからパスタさえ消えた。こんなことは、戦争中にもなかったのに」。

いたずらに危機感をあおってはいけません。しかし、危機的状況は発生しています。この危機が迫る中で、私たちはどう考え、どう行動するべきなのか。自分と家族と社会を守るために何が必要なのか。心理学からお伝えします。

■心配しすぎる人、心配が足りない人:心の問題としての「危機」

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社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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