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ガンダム主人公スレッタ・マーキュリーもやってる!やりたいことリストをやるとどんなメリットがあるの?

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 「クワイエットゼロ実現のため野望をむき出しにしたプロスペラ。それを阻もうとガンダムにのる主人公、スレッタ。最後の戦いが、今、はじまる・・・!」(この理解であってましたっけ?)

 というわけで、いよいよ今週末7月2日に迫った「機動戦士ガンダム水星の魔女」の最終回。果たしてスレッタは、自分の幸せをつかめるのか。そしてプロスペラやミオリネとの関係は!?

 とまあ、本編のストーリーが気になって仕方がないですね。 

 こんにちは。デジアナリスト・手帳評論家の館神龍彦です。

 今回は、「水星の魔女の主人公」である、スレッタ・マーキュリーがやってる「やりたいことリスト」がテーマです。

 スレッタ本人は、紙の手帳ではなく、スマホでやっている模様。
 ともあれ、大切なのはメディア(手段)というよりは、中身だと思います。

「やりたいことリスト」とはなにか。やるとどんなメリットがあるのか。
 今回はこれを考えていければと思います。

やりたいことリストががあらかじめ用意されている手帳もある。これは、「ジブン手帳」
やりたいことリストががあらかじめ用意されている手帳もある。これは、「ジブン手帳」

やりたいことリストって

 やりたいことリストとは、その名の通り、やりたいことをリストアップしたものです。「自分がやりたいことぐらい、自分でわかってるよ」
 そんな考えの方もいらっしゃるかもしれません。

 ではこれをやる意味とはなにか。
 結論から言えば、やりたいことの明確化・見える化と、その一元的な管理です。
 たとえば、全国の城を見たい。それもまず現存十二天守を押えたいとしましょう。

 これを頭の中で思っているだけだと、いろいろ混乱します。
 備中松山城と松山城、松江城など、頭の中で考えていても、どこに行ったのか、また行っていないのかが分からないわけです。

 これに対して、リストを書いていた場合はどうでしょう。

 例えば、
 姫路城
 松山城
 松本城
 彦根城
 犬山城

 のような感じで城の名前を書いていく。すると、行った城をチェックしたりしたくなります。またまだ行っていない城は何県にあるのかとか、いつ頃行けるかなどを追記しやすくなるわけです。

これはほぼ日手帳Dayfeeのリスト。とくにやりたいことリストではないが、その目的に応用は可能
これはほぼ日手帳Dayfeeのリスト。とくにやりたいことリストではないが、その目的に応用は可能

情報を集めたり、追記したりできる

 これは例えば、読んでない漫画のシリーズとか、見ていない映画のタイトルにも応用できますね。漫画や映画は、城に行くよりも比較的簡単です。レンタルや配信を利用すればいいわけですね。

 これも、読み終わった日付などを記入していけば、全巻読了までのスピード感がある程度分かったりします。

 このように、情報を明示して記入・追記できるのが、この種のリストの大きなメリットだと言えます。

スレッタのリストは

 「~水星の魔女」劇中では、スレッタのスマホの中の「やりたいことリスト」がしばしば出てきます。

 たとえばこのサイトにも画像が出てきます。

 それによれば、スレッタのやりたいことリストは、こんな感じ

友達を作る
図書館で勉強
屋上でご飯
デートする
登下校の待ち合わせをする
etc

 とまあ、こんなぐあいです。

 で、この中では、たとえば「友達を作る」とか「デートする」などは、相手がいないとできないことです。城の攻略とか漫画や映画とはちょっと勝手が違います。

 そして、アニメの登場人物でなくても、この種のことがリストに入ってくることはあり得るわけです。これはどう考えればいいでしょう。

 まず大前提を確認しておきましょう。やりたいことリストは自らの願望を顕在化・見える化するためのものです。

 当然ですが書いただけではかなわない。ともあえ、自分が何を望んでいるのかが、紙の上に客観的に提示される意味はあります。

 一つ考えられるのは、カラーバス効果です。

 カラーバス効果とは、心理学上の用語で、特定の事柄に注目するようになると、それに関連する事柄が目に入りやすくなることを言います。

 たとえば、BMWを手に入れた人は、町中でBMWがやたら目につくようになる。こういう現象のことですね。

 なので、こういう、相手がいる「やりたいこと」についても、そのためのアイデアを思いつきやすくなったり、ふだんから心がけるようになるのではないかと思います。

手帳でやるメリット

 スレッタは、スマートフォンでやっていたようですが、手帳でももちろんできます。 そして手帳ならば、いつでも簡単に見返せます。
 巻末のメモページが開いていたら是非作ってみてください。
 私も似たようなリストを手帳に作っています。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は週刊誌の書評欄総ナメ。日経新聞「あとがきのあと」登場ほか大学受験の問題に2回出題。『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。認知症対策プロダクト「おぼえている手帳」は経産省オレンジイノベーションプロジェクト事業採択。

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