Yahoo!ニュース

ミシュラン掲載店でも修行したベテランシェフのフランス料理王道コースが6,800円『サン・ル・スー』

飲ミシュランペアリング探求家
この日一番のお皿だった白身魚のカダイフ包み焼きバルサミコ風味のソース

『ヒトサラ』によると、金子オーナーシェフは20歳で上京し、都内でフランス料理の基礎を学び、32歳で渡仏。ミシュラン二ツ星の『ルレストラン』などで研鑽し、1995年に『ビストロ サン・ル・スー(SANS LE SOU)』をオープンさせたとのこと。

西荻窪駅から徒歩3分。二階にあがると入口のイメージとうってかわって、左にカウンター5席、右にテーブル16席が広がります。
西荻窪駅から徒歩3分。二階にあがると入口のイメージとうってかわって、左にカウンター5席、右にテーブル16席が広がります。

現在はマダムに加え、スーシェフ、さらに若手の料理人兼ウェイターの五名前後できりもりされています。

冠はビストロですが、それよりも接客への意識を感じました。パリっとテーブルクロスも張られています。

温かみのある接客を受けて、私が選んだのは6,800円のコース。選んだ前菜とメインの前に、アミューズと

新玉ねぎのムース・キュウリとのマリアージュが素敵なカツオのマリネ・小さな大山鶏のスモーク。
新玉ねぎのムース・キュウリとのマリアージュが素敵なカツオのマリネ・小さな大山鶏のスモーク。

小さなスープが

さつまいものスープ。
さつまいものスープ。

提供されます。この時点で満足感に包まれてきます。

前菜は『dancyu』誌にスペシャリテと評された鴨むね肉の薫製を削ったフォアグラのコンフィとクレソンとロケットのサラダを食べたかったのですが、夏バテ気味だったので、私はスープドポワソンを。

こちらのお皿はスープドポワソンに使う味変用のチーズ等。楽しませてくれます。
こちらのお皿はスープドポワソンに使う味変用のチーズ等。楽しませてくれます。

もう一人は前菜4種盛り合わせ。

ズワイガニと帆立のタルタルの方が満足感があるかもしれません。
ズワイガニと帆立のタルタルの方が満足感があるかもしれません。

自家製のパンはプレゼンテーションされて、好きなものを選べます。

こちらは甘夏。
こちらは甘夏。

パン単体としても成立している素晴らしいクオリティです。

こちらがしそ。
こちらがしそ。

メインはトップ画像のカダイフ包み焼

とカスレ。

ソーセージ・鴨のコンフィ・豚足・豚耳と白いんげん豆のオーブン焼きという伝統料理。
ソーセージ・鴨のコンフィ・豚足・豚耳と白いんげん豆のオーブン焼きという伝統料理。

デザートも王道のクレープシュゼットをはじめ、

グランマルニエで香りづけしてオレンジ風味で煮込んだ温かいクレープに、フランジェリコ風味のアイスクリーム
グランマルニエで香りづけしてオレンジ風味で煮込んだ温かいクレープに、フランジェリコ風味のアイスクリーム

豊富にオンリストされています。

ヌガー入りチョコレートのテリーヌ
ヌガー入りチョコレートのテリーヌ

お茶はハーブティーを選ぶと

金子シェフが持ってきてくださったハーブティー各種。
金子シェフが持ってきてくださったハーブティー各種。

ビンをあけて香りをかいで選ぶこともでき、お茶菓子のマカロンも絶品でした。

7,000円のコースでお腹いっぱいになること間違いなしです。
7,000円のコースでお腹いっぱいになること間違いなしです。

ワンオペやメニューを絞っている訳でもなく、このコースを7,000円前後で味わえるというのは驚きのコストパフォーマンスです。

フランス料理初心者の方よりも、フランス料理とワインを愛する方々にお薦めしたいビストロです。客層も老若男女問わずの雰囲気なので、同性の友人でも、家族でも、恋人とも楽しめると思います。

さんるすー

住所:杉並区西荻南3-17-4 第2篠ビル 2F

電話番号:03-3247-1408

営業時間:15:00~22:00

定休日:月曜日、火曜日

ペアリング探求家

港区界隈をはじめとする、東京都のコスパの良いグルメ。たとえば、一人食べて飲んで15,000円以上であれば美味しい飲食店は多くありますが、15,000円以下でも納得できる飲食店を御紹介します。

飲ミシュランの最近の記事