2月19日放送の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日)では「未来の狩野&村上を探せドッキリ芸人オーディション」と題して、「ど天然なナルシスト」狩野英孝や「ピュアで卑屈なキャラ」フルーツポンチ村上に変わるドッキリスターを見つけようという企画が行われた。
その候補に挙げられたのが磁石の永沢、ジューシーズの児玉、とろサーモンの久保田、第2PKのひろみの4名。お笑いファンはともかく一般視聴者からすれば、ほとんど見たことのない芸人たちだった。
プロデューサーの加地倫三は1月20日早朝に放送された『はい!テレビ朝日です』「作り手たちが語るテレビの“いまと未来”」に出演し、視聴者たちからの意見や質問に答えている。
その中のひとつに「同じような芸人さんばかりが出てる」というものがあった。これに対し加地は「それは僕もちょっと思います」と同意した上で次のように続けた。
まさに今回の「ドッキリ芸人オーディション」はこの考えに基づくものだろう。
この他にも加地は自分が担当する『ロンドンハーツ』や『アメトーーク!』、さらには自分の仕事の流儀を語っている。
「ドッキリは本当?」という質問には「ガチです!」と間髪をいれず即答した。
しかし、ターゲットの芸人に気づかれなくても、視聴者から「うそ臭い」と思われたら番組としては失敗である。
ドッキリとともに『ロンドンハーツ』の柱になっているのが「格付け」企画のようなスタジオトーク。
そんな状態で司会進行を一手に引き受けているのがロンドンブーツ1号2号の淳だ。
そんな加地にはひとつどうしても譲れないこだわりがあった。(つづく)
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