薬院エリアの一角に

福岡市の中心部のひとつでもある薬院エリア。渡辺通りから細い路地を入った一角。九電ビルのちょうど裏手あたりですが、賑やかな表通りからは気が付きにくい、そんなお店は「お好み焼き てぼ」。
粉物文化がない博多の街で、数少ない貴重なお店。そしてこの路地裏の目立たない場所ながら、数多くのファンを掴む人気店です。
店構えは、もう長い歴史を歩んできたことが伝わります。詳しい歴史はしらないのですが、もう30年上の歴史を持つようです。看板に書かれている、「博多 下町の味」というのは、繁華街のひとつとも言えるこの場所で、細い路地裏は博多の下町とも思える場所ですね。

カオスで賑やかな店内

店内に入るとカウンター席があり、奥にあるテーブル席には目の前で焼ける鉄板も完備されています。お好み焼き屋さんならではですね。カウンターの内側では、大将が黙々と焼き、お好み焼きは注文してから一枚一枚焼いてくれます。
店内はいろいろなものがあり賑やかでカオスな空間。これもまた、下町の雰囲気といった感じがしますね。

さくら定食

ランチメニューはお好み焼きはもちろん、焼きそばや焼うどんもあります。その中で一番人気はさくら定食。お好み焼きと焼きそばのハーフ＆ハーフの定食です。ランチのメニューは白ごはんにお味噌汁も付きます。
ランチタイムはビジネス街のエリアでもありますから、多くのお客さんで賑わいます。このボリュームでリーズナブルな価格設定も魅力ですね。

関西風お好み焼き

福岡では、粉物文化はあまり浸透していないので、お好み焼きのお店自体も少ないです。その中で関西風のお好み焼もまた珍しい。ふんわりと仕上がって、出汁の旨味や具材の良き味わいが楽しめます。そしてこの濃いめのソースが中毒性のあるクセになる味わいなんですよね。

焼きそば

この焼きそばがまた、ソースの魔力に引き込まれてしまいます。香りからすでに美味しく、食べると濃いめの味わいがまた美味い。なぜにソースというのは、こんなに美味しいのでしょうか。
こう見ると、ふと広島風を思い浮かべてしまいますが、違うんです、お好み焼きと焼きそばのハーフ＆ハーフなんです。なので、それぞれの味わいがしっかりと味わえる神メニューですね。

このソースの味わいには白ごはんが最高です。そして味噌汁も味わいを優しくしてくれます。白ごはんはおかわりしたいくらいですが、お好み焼きと焼きそばのボリュームもなかなかなので、これでお腹いっぱいは間違いなしです。

大通りからひとつ入った、路地裏の隠れ家のようなお店。そこは下町の雰囲気も漂うお店。博多では珍しい関西風お好み焼きをいただきながら、ランチメニューも良いですが、このお好み焼きや鉄板メニューで、軽く一杯も良いものですね。

お好み焼 てぼ