「巨大地震注意」気象庁の会見!想定していた南海トラフ巨大地震ではないと断言
8日午後4時40分すぎ、日向灘を震源とするマグニチュード7.1・震度6弱の地震が発生しました。
これにより「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」が開催され、その結果、モーメントマグネチュードが7.0となったため、南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表されました。
19:45からはじまった気象庁の会見では、今回の地震は南海トラフ巨大地震ではないことを確認しています。
会見では今回の地震は「これまで想定されていた南海トラフ地震」ではないと断言
会見では「今回の地震はこれまで想定されていた南海トラフ地震であった!といってよいか」との質問を繰り返す記者もいました。
それに対して平田会長からは「今回の地震は南海トラフ想定震源域内での地震であって、これまで想定していた最大震度の南海トラフ巨大地震ではない」と断言しています。
南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」とは?
南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」とは、以下のようになっています。
南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」で注意すべきこと
今回はじめて南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表されましたが、これは巨大地震に直結するものではありません。
記者会見での、注意すべきことをまとめました。
- 日向灘でマグニチュード7クラスの地震が発生したのは40年ぶり
- 大規模地震の発生可能平常時と比べて相対的に高まる
- 今回の地震はプレートの境界で発生する逆断層型
- 地震後 7日以内にM8以上の地震発生率は数百回に1回程度
- 特定の期間中に大規模地震が発生することを知らせるものではない!
概ねこのようになります。今回の地震は、南海トラフ想定震源域内での地震であり、詳細に解析した結果、モーメントマグネチュードが7.0になったため、1週間程度普段よりも地震に対する警戒を強めて欲しいとのことです。
特に注意したい部分は「特定の期間中に大規模地震が発生することを知らせるものではない!」という部分です。
【重要】現時点でどこの地域で注意が必要かわからない 想定震源域や周辺注意
記者の質問の中に「巨大地震注意」では、どの地域で特に注意が必要なのか?との内容もありました。
しかし気象庁では「今日起きた地震は、南海トラフの南西の端でその近くで地震が起きる可能性があるが現時点でどこの地域で注意が必要かはわからない」と回答。
そして、南海トラフ想定震源域の全ての地域とその周辺では、改めて注意が必要と併せて回答しています。
いつ起きてもおかしくないのが、南海トラフ巨大地震です。今回の地震が南海トラフ巨大地震の想定震源域内で起き、評価検討会によってモーメントマグネチュードが7.0となったため、南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表されました。
会見に臨んだ平田会長が何度も発言されたのが、南海トラフ巨大地震はいつどこで起きてもおかしくない地震であり、必ず突然起きるため、注意すべき地域ではいつ地震が発生しても、身を守れる対策をして欲しいとのこと!
いわれるように、明日おきてもおかしくない巨大地震に、備えておくことが大切ですね。