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中洲の屋台で生まれ、愛され続けて60年。創業から守る濃厚な豚骨スープは全国の人の心を掴み続ける。

ラーログ/福岡グルメレポートインスタグラマー/グルメライター

中洲の歴史を受継ぐお店

その昔、中州の那珂川沿いで生まれたという「一竜」。屋台からはじまった一杯は、いまや全国へフランチャイズ展開。博多ラーメンのひとつとして認識している人も多いのではないでしょうか。

屋台でスタートした「一竜」は、その後、様々な店舗に受継がれたと言われてますが、60年続く伝統の味は、西中洲にある「中洲屋台 一竜 匠」として2008年より店舗としてリニューアルしたとのことです。

他のお店とは系列ではなく、こちらは1店舗のみ。匠と名付け直系店として営業している、中州のラーメン激戦区でも長らく人気を博すお店です。そんな伝統の味わいのラーメンをいくつか味わってみました。

一竜ラーメン

まずは、定番の一番人気の一竜ラーメンを。白濁の濃厚さを感じるスープ、これが長年、受継がれている秘伝のスープ。大きめのチャーシューが2枚、ネギにキクラゲとトッピングされ、とろーり半熟の美味しそうな煮玉子です。お店の名前を司る一杯は豪華な仕上がりです。

創業時の味わいを追求しているというスープは、濃厚な深みある味わい。コク深くまろやかで不思議とさっぱりしています。豚骨の良き風味が広がりながら、臭みなどは一切ありません。飲み心地よいスープです。

スープとのバランスを考えられた名物の細麺。ただの屋台スタイルではなく、しっかりと味わい良いスープを持ち上げ、食感よくスルスルっといただけます。

辛味噌ラーメン

ちょっとアクセントが欲しい時には、この辛味噌ラーメン。基本のラーメンにオリジナルの唐辛子ダレを加えた一杯。この赤いスープが刺激的です。こちらはチャーシューにキクラゲとネギのトッピングです。刺激が加わった豚骨の香りも良いものです。

濃厚で味わいよい豚骨スープに、ピリッと辛い刺激が広がります。基本ベースの味わいが良いので、唐辛子がよきアクセントに。〆の一杯に食べたいラーメン。

この細麺がやっぱり美味しい。スープによく絡み、少し硬めでいただいても良いかも。サクッと食べ終えればもちろん替玉です。

餃子

一口サイズより少し大きめのサイズ。焼き目が綺麗な、パリッとジューシーに仕上がった餃子。サイドメニューでいただきたい一品です。

中洲屋台発祥の「一竜」というお店は、現在は全国に数多くありますが、伝統の味を引継ぎ、創業時の味を守り続ける博多の繫華街、西中洲の「一竜 匠」。歴史ある味わいは、一竜ならではの美味しい一杯でした。

中洲屋台ラーメン 一竜 匠

住所:福岡県福岡市中央区西中洲1−14
営業時間:18時00分~4時00分
定休日:無休
アクセス:天神南駅より徒歩5分
公式HP:ramen-ichiryu.com

インスタグラマー/グルメライター

福岡のラーメンインスタグラマー&グルメブロガー/KBCテレビ「高校生のじかん」出演中/一日一麺をモットーに年間400杯以上のラーメンを食すラーメンマニア/日々孤独に麺活を続ける〈博多のススリスト〉/【 name:Hiroyuki Kikai】/ 福岡の美味しいラーメンを全国に広めたいという思いと、あなたの行きたいお店を見つけるお手伝い。ラーメン以外も、食の宝庫と呼ばれる福岡グルメもご紹介。美味しいメニューをお届けします。ぜひあなたのお店選びのご参考に。instagramもラーログで検索してみてね!

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