【和歌山/由良町】円月島だけじゃない!白崎海岸の大きなアーチ状の立厳岩
はらぺこライターの旅人間です。
今回は和歌山県日高郡由良町の「白崎海洋公園」のすぐ近くの「立巌岩」について。
白崎海洋公園と言えば…
石灰岩の岩が一体に広がる独特な景観が楽しめる和歌山の景勝地。天気が良ければ青い海と白い岩のコントラストが美しく映える場所。
その白崎海洋公園から南へ車で3分ほど走ると、右手に大きなアーチ形の岩が見えてきます。これが立厳岩(たてごいわ)です。
天然の一枚岩が波に侵食され、中央に穴が空いた石灰岩の白い天然橋。
和歌山県で天然橋(アーチの形状をした岩)と言えば、南紀白浜の円月島が有名ですが、和歌山県は奇岩、絶壁、海食洞などの宝庫。
だから、目的地まで一気に高速道路を利用して走るのも良いですが、のんびり海岸沿いをドライブするのも面白い。
奇岩については、また紹介して行きたいと思います。
ちなみに、この白崎海岸は『万葉集』の和歌にも詠われているそうな。
持統太上天皇と孫の文武天皇が白浜へ御幸する途上、その一行のひとりが白崎について詠んだという。その『万葉集』の和歌の碑は立厳岩の先にある「白崎万葉公園」でみられます。
この立厳岩は、近くで見ると迫力満点。
天候に恵まれ、海と空が青々としていたら、どれだけ美しく映えるだろうか…。「今度はメッチャ天気の良い日に再び来よう」そんな気持ちになります。
「また、来るよ」
そんな言葉を巨大なアーチ岩に話しかけると、何だかコチラを見られているような気に…。これは私の錯覚に他ならないが、一番上に獅子が座って見える。
家族にその話をすると「全く見えない」と一蹴されたが、個人的にとっても尊い。
そして、もう一ヶ所…。
横から見ると、岩の巨人がこちらを見ているように見える。
家族から「はぁ?」と見事に一蹴され、「何でも、そうやって見ようとしたら、全てがそうなる」と最もな事を言われる始末。
でも、ほら!「目があり、目玉もある。頭は尖ってて、鼻も髭もあり、牙もある。腕らしきものも見える」と話すと「大丈夫か?」って顔をされて終わった。
錯覚でも良い。また来よう…。
万葉の時代から、多くの旅人を見られ、そして私たちを見守ってきただろう大きな立巌岩。機会があったら、近くで見てみて下さい。
立巌岩
場所:和歌山県日高郡由良町
地図(外部リンク)