保育士ママが勧める、入学準備の運動遊び【正しく座る編】イラストでわかりやすく解説
こんにちは!発達と育児の支援サポーター『夢 カナエ』です。
わたしは保育士・幼稚園教諭と介護福祉士の資格を持つ、神経発達症(発達障害)のこの親でもあります。
就学前、もうすぐ小学校へ通う子どもたちの心は、憧れの小学校、新しい友達、初めての学習に夢を抱き、ワクワク・ドキドキしていることでしょう。
今日は、そんな就学前の子どもたちが、スムーズに小学校生活をスタートするために必要な技術【正しく椅子に座る】ことに注目しました。
『教室の椅子に正しく座る』ために役立つ3つの運動遊びを、イラストを交えて順に紹介します。
《正しく座る必要性》
小学校の授業時間は45分です。
その間、椅子に座り、じっと話を聞いたり書いたりしながら過ごさなくてはなりません。
保育園や幼稚園生活と小学校の大きな違いの1つが、『45分間座って過ごす』ことだといえるでしょう。
好きな時に座って、飽きたら立って移動するなんてことはできなくなります。
就学前から家庭でも、椅子に正しく座る習慣と体力をつけておくことで、学校生活をハッピーにスタートしましょう。
《正しく座るために必要な力》
正しい姿勢で座るために大切なポイントは、
・足をしっかり床につけて、姿勢を安定させる
・腰を起こして、背筋を伸ばす
ことなどです。
そのためには、体幹がしっかりしていることが必要です。
クラスに数名はいるといわれる神経発達症(発達障害)の子は、生まれつき体幹が弱い子が多いといわれています。
体幹が弱いと姿勢を保つことが苦手だったり、疲れやすくなります。
《正しく座るための運動遊び》
体を動かす遊びを通して、楽しく体幹やバランスのトレーニングができる方法を紹介します。
①バランスボールで体幹を鍛え、バランス感覚アップ!
バランスボールの上で、腰が引けたり、猫背になると、すぐに転んでしまうので、正しい姿勢を、遊びを通して体で覚えることができます。
背筋を伸ばして、両足をしっかり床につけるように、声を掛けましょう。
慣れてきたら、座ったまま軽くジャンプして遊ぶのもいいでしょう。
正しく座るために適切なバランス感覚を、遊びの中で知ることができます。
②壁にクッションで、しっかり背筋伸ばし
やわらかめのクッションを壁に置いて、落ちないように背中で押さえます。
背中を真っすぐにして、クッションを何秒落とさずにいられるかを、カウントしましょう。
椅子に座った時に、しっかり腰を起こして、背筋を伸ばす力をつけることができます。
③押し相撲で、踏ん張る力をアップ!
子どもと大人で向かい合って立ち、相手と自分の手のひらを合わせて、力いっぱい押し合います。
足腰を踏ん張ると同時に、両手の指先まで、ぐっと力を入れます。
相手に押されて体が傾いても、バランスを取り直して、元の位置に戻すための力の入れ方を学ぶことができます。
まとめ
正しい座り方をするためには、足の踏ん張りと体幹の安定が必要です。
体幹が安定することによって、手と指がスムーズに動き、授業に集中することができます。
今日、紹介した3つの運動遊びを通して、正しく座るためのコツを、子どもさんたちが身につけてくれたら、とてもうれしく思います。
今から小学校が楽しみですね♬