死別の悲しみを癒すための10の指針
■死別の悲しみを癒すために
死別は、誰もが経験するとても辛い体験です。深い悲しみに沈むのは当然です。けれども私たちは、その悲しみを乗り越え、生きていきます。
どんな悲しみも、いつかは癒されるのです。
死別の悲しみを癒すために、次の10のことを考えましょう(『愛する人を亡くした時』E.A.グロルマンより)。
(1)どのような感情もすべて受け入れよう
(2)感情を外に表そう
(3)悲しみが一夜にして癒えるなどとは思わないように
(4)家族とともに悲しみを癒そう
(5)孤独の世界へ逃げ込むのは、悲しみを癒す間違った方法
(6)友人は大切な存在
(7)自助グループの助けを借りて、自分や他の人を助けよう
(8)カウンセリングを受けることも、悲しみを癒すのに役に立つ
(9)自分を大切に
(10)愛する人との死別という苦しい体験を意味ある体験に変えるよう努力しよう
では、この10の指針について、具体的に考えていきましょう。
(1)どのような感情もすべて受け入れよう
死別によってわいてくる感情は、悲しみだけではありません。もっとこうしてあげればよかったという後悔、これからの生活の不安、自分を置いて先に行ってしまったという怒り。
こんな感情を持ってはいけないということはありません。次々と様々な感情がわくのは自然なことです。自分を責めてはいけません。どんな感情が湧いてきても良いのです。
(2)感情を外に表そう
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