2020年7月オープン

大橋の交差点から那珂川方面へ走る国道385号線沿いにある「イナヅマラーメン 那珂川総本店」。2020年7月にイナヅマのように現れたお店は、もう5年目へ突入したのかと思うと時の流れは早い。昔は懐かしい「TAIZO」があり、その後「ともちゃん」へ、そして現在に至るというラーメン店が続く場所でもある。その中でも「イナヅマラーメン」は長浜の系統を受継ぎながらも存在感を示し、先日閉店してしまったが、舞鶴にもランチ営業で展開したり、様々なイベントにも出店したりと、勢いはまだまだ止まらない。

店主さんは長浜ナンバーワンのご出身だそう。そしてバンドもやっていたということで、店内に飾られるオリジナルＴシャツやポスターなどからはロックテイストも感じます。横長なお店は、左右にカウンターやテーブル席が広がり、木目調のシンプルな造りです。

ラーメン（生たまごトッピング）

メニューは豚骨ラーメンを基本に、野菜炒め盛りラーメンに油そばもあります。サイドメニューには種類豊富なチャーハンに餃子や唐揚げなど、基本は大切にしながらもオリジナリティもあるメニューが揃います。その中で、ラーメンに生たまごをトッピングでいただきました。

泡立つスープは濃厚に見えますが意外にあっさり。たっぷりのネギとチャーシュー、そこに生たまごが浮かびます。長浜系の伝統の味わいは、豚骨の旨味がストレートに伝わる仕上がりです。

中細くらいのストレート麵は、これも長浜の王道スタイル。歯切れ良くコシのある食感でスープともよく絡みます。麺がサクッといただけてしまうのも、長浜系の魅力ですね。

豚骨の旨味がギュッと凝縮されたようなスープ。塩味が良い感じに効いていて、これがクセになりそうな味わい。ちょっと濃いめに感じますが、それはまろやかでクリーミィ。不思議とあっさりで、後味もスッキリいただけます。

チャーシューは薄切りで脂は少なめ。スープが絡むと美味しくいただけます。生たまごは最初から混ぜ合わせず、食べ進めながらレンゲの上で溶きながら麺を絡めていただくと、箸休めのようにいただけて美味しいですよ。

辛子高菜はセルフでいただけます。ピリッと辛くて味わいも良く、ラーメンにも白ごはんにも合いますね。

この豚骨の風味良くスッキリといただけるスープは、もちろん飲み干せます。シンプルに店名だけ描かれる丼も、お洒落でインパクトあります。

卓上にはコショウにゴマ、紅ショウガにおろしニンニクなど。定番のものが揃います。

このようにテーブル席もあります。窓から差し込む光が明るい店内です。

お店横には駐車場も完備。広い道路沿いですし車でも行きやすい。赤い看板がインパクトあるので、385号線を走ればすぐわかりますね。ランチにラーメンをいただくのも良いですが、夜の部も一品メニューもあり、ちょい飲みも楽しめそうです。イナヅマのように現れたお店は5年目を迎え、さらに勢いは加速しそうです。

イナヅマラーメン 那珂川総本店