自分に合ったストレス解消法とは?
こんにちは、チャイルドコーチングアドバイザーのピッグママです。
前回はストレスチェックを用いて、今あなたがどれくらいのストレスを抱えているのか、客観的に自分を見てみるということをしました。
前回記事『自己理解の第一歩!ストレスチェックで自分自身を客観的に見てみませんか?』
今回はストレスの原因を明確にし、自分に合ったストレス解消法を見つけ、ストレス耐性を強くしていく方法をご紹介します!
ストレスを自分で解消するのは難しい
ストレスのない生活に憧れてはいるものの、多くの人は悩みを溜め込み、考えすぎて苦しんでいるというのが現状でしょう。
自分1人で考えて問題が解決すればいいのですが、精神的に追い詰められていると、視野が狭くなってしまうため自分1人で問題を解決するのは難しいもの。
自分の悪い面ばかりが気になり、長い時間考えれば考えるほどマイナス思考に囚われてしまうということも少なくありません。
ストレス解消法に「時間が解決してくれる」とひたすら待つ方法を選ぶ人もいますが、ただ耐えるだけよりも、効率の良いストレスセルフマネージメント法があるということも知っておきましょう!
ストレスセルフマネージメント法とは?
ストレスセルフマネージメント法とは、自分のストレスに関する事柄を書き出し、視覚的に自己理解を深めていく方法です。
目に見えないストレスについて考えていると、不安が増長してしまったり、うまく整理できなくなることがあるでしょう。
書き出す作業をすることで、目に見える形でストレスを認識することができ、解消方法も書き出していくため、忘れるということがなくなります。
そのときの自分の心情を客観的に理解し、効率的に解消方法を生み出すことができます。
ストレスに対する理解を深める
紙とペンを用意し、実際に以下の質問の答えを書き出してみてください。
1. ストレスを感じた場面を思い起こしてみてください
- そのときどんな気分になりましたか?
- 健康なときと比べて、どんな体調の変化がありましたか?
2. ストレスを感じたときの行動を思い出してみてください
- ストレスを感じたとき、何か行動を起こしましたか?(はい・いいえ)
- はい の方は、具体的にどんな行動を起こしましたか?
- いいえ の方は、具体的な行動を起こさなかった理由は何ですか?
3. その結果どうなりましたか?
ストレスを感じたときに、具体的な行動を起こせた人は、ストレスに対して前向きに取り組むことがことができる人です。
自分に合ったストレス解消法も見つけやすいことでしょう。
しかしながら、ストレスを感じたときに具体的な行動を起こせなかった人は、ストレス解消が運任せになっている可能性が高いです。
運よく時が解決してくれる場合はいいのですが、そうでないことも少なくないので、具体的なストレス解消法を見つけていきましょう!
自分に合ったストレス解消法を確立するには?
再び紙とペンを用意し、実際に以下の質問の答えを書き出してみてください。
- あなたが心癒される身近で簡単に行ける場所はどこですか?
- あなたは何をしているときに心が癒されますか?
- あなたの普段の生活の中で心が休まる時間とは、どんな時間ですか?
- あなたの簡単にできる好きなことは何ですか?
- 誰といるときに心が安らぎますか?
自分の癒しに触れていない(触れられない)生活をしている人は大勢います。
中には自分の癒しが何なのかさえわからないという人もいるでしょう。
私たちはどうしても日々の生活に追われ、やらなければならないことに振り回されてしまいがちです。(特に子育て中は、「自分だけ」とはいかないですよね)
自分のやりたいこと、好きなこと、心が休まる時間を確保するために、かえって心に負担がかかりやすいライフワークを送ってしまう傾向にあります。
その現実を客観的に理解し、心が癒されるものに意識的に触れるようにすることが、ストレス耐性を高めるのに役立ちます。
日常生活の中で自分を癒す時間を意識的に持つようにしておくと、普段の心の健康を保つだけではなく、突発的なストレスフルな出来事に対しても耐えることができます。
少し休憩を取ることで思考がクリアになり、差し迫った問題から少し距離を置いて問題の全体像を客観的に見ることで、解決の糸口を見つけられることも少なくありません。
自分の心の癒しを日常生活に取り入れ、自分自身をメンテナンスしましょう。
睡眠は心の健康を保つためには重要!
睡眠は何時間眠れたかというよりも、熟睡できているかどうかが、心と体を休める指標になります。
短時間でも頭がスッキリし、気持ちも晴れ晴れすることはあり、逆に何時間寝ても疲れが取れないといったこともあるでしょう。
大切なのは、質の良い睡眠を取るということです。
良質な睡眠を取るためには、眠る環境を整える必要があります。
ストレス耐性を強くするには、自分の心の癒しを日常生活に取り組むことと、睡眠環境を整えることが大切です。
次回は、あなたの思考傾向を診断してみましょう!
思考傾向は「気分」や「感情」に直接影響するので、自分の思考傾向を知ることは子育てする上でも役立つことと思います。
参考文献:
『ストレス・マネジメント入門ー自己診断と対処法を学ぶ』著:中野敬子、金剛出版、2005年