【大阪市・福島】激戦区を代表する豚骨ラーメンは大幅に進化していた!口の中に吸い付くような粘度の濃厚味
激戦区・福島を代表する豚骨ラーメン
今回紹介したいのは、昨年「食べログ ラーメン WEST 百名店 2022」に選出された「らーめん小僧」。オープン時から何度も訪問していますが、改めておいしい豚骨ラーメンを食べたいと思い訪問しました。
お店があるのは、JR福島駅から南下、国道2号線より南のエリア。少し見つけにくい路地裏にあります。
こちらが「極濃豚骨 らーめん小僧」。町家を改装した隠れ家的な風情があります。「極濃豚骨 らーめん小僧」としてはこちらだけですが、ほかに「豚骨魚介ラーメン 小僧またおもえか。」が3店舗とまぜそば専門の「豚骨まぜそば KOZOU+」2店舗が系列としてあります。
ほぼL字のカウンター8席と奥のテーブルに4席あります。卓上にはコショウのほか、ニンニクやニンニク醤油、TKGのタレなどがセッティングされています。
注文は、入り口そばの券売機で食券を購入します。
あっさりから超濃厚まで!
ラーメンは、豚骨スープの小僧らーめん890円のほか、豚骨に背脂を加えた超濃厚な禁断ラーメン990円、さらにあっさり清湯の豚ガラ中華蕎麦890円の3種。また、豚骨まぜそば950円も用意しています。
小僧らーめん890円
オーダーしたのは、看板メニューの小僧らーめん。チャーシューに、煮卵、ネギ、刻みタマネギ、海苔がトッピングされています。
他店の数倍という大量の国産豚骨と水のみという超濃厚な豚骨スープです。大量の骨を高圧力炊くことで高濃度を実現。またしっかり粘度があるのは、骨まで砕いているから。それなのに豚骨臭をほとんど感じません。
最初は力強い旨味とともに豚骨特有の甘み、後半にグッと醤油を感じます。
中太平打ちのゴワゴワとした食感の特注麺は、喉越しよりスープの絡みを重視した縮れ麺。
炙った豚バラのチャーシューはやわらか。厚みがあるので食べ応えもあります。
追加ではなくデフォルトで煮玉子がのります。ブランド卵の「頑固」を半熟仕上げ。濃厚な卵黄の旨みを感じます。
薬味のねぎ以外に、刻んだ生のタマネギも。このタマネギが後半アクセントとしていい仕事をしています。
注目は海苔!
なにげなくのっていますが、らーめん小僧の海苔はかなりハイレベル。海苔自体の旨味をしっかり感じます。
この海苔に麺をのせて。
くるりと巻いて食べると海苔とスープと麺のおいしさを一度に感じることができます。
変わらぬように見えて大きく進化!
旨味成分のアミノ酸が複数含まれた海苔を効果的に使ったり、後半飽きないように配された刻みタマネギなど、今回、2年ぶりにじっくり味わいながら食べると、濃厚なスープに楽しむために、さまざまな工夫が凝らされていることを感じました。
写真はオープンから、約1年半後の2015年9月に撮影した小僧ラーメン。海苔は変わりませんが、ほかのトッピングはかなり違います。またスープも今に比べると粘度が低いように見えます。当時も濃厚な豚骨ラーメンと思って味わいましたが、実は大きく変わっていました。
この進化こそが、いまでも変わらぬ人気となり、行列という答えになっているように思います。
初めての方はもちろん、最近行ってないなと思われるラーメンファンにも現在の小僧ラーメンを確認してもらいたいですね。
極濃豚骨 らーめん小僧
住所/大阪市福島区福島3-8-10
電話/06-6453-3436
営業時間/11:00~14:30(L.O)、18:00~21:30(L.O)
休日/なし
席数/12席(カウンター8席、テーブル4席)
交通/JR環状線福島駅から徒歩約8分、JR東西線新福島駅から徒歩約4分、阪神福島駅から徒歩約5分
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