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NBA挑戦を続ける馬場雄大がBリーグ電撃復帰を決断した理由 #専門家のまとめ

三尾圭スポーツフォトジャーナリスト
Bリーグ復帰を発表した馬場雄大(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

NBAを目指して海外挑戦を続けていたバスケットボールの日本代表選手、馬場雄大が5年ぶりの日本国内復帰を発表した。普段は注目を浴びることが少ない日本国内リーグだが、今夏のワールドカップでの奮闘により注目度が急上昇中で、『馬場国内復帰』のニュースは、ヤフーニュースのトピックスに選ばれるなど幅広く報じられた。

昨季もプレーした米マイナーリーグの『Gリーグ』は、NBA直属の下部組織であり、多くの選手をNBAに送り込んでいる。そのGリーグではなく、日本国内のBリーグを選んだ馬場は、NBAへの夢を諦めてしまったのか?

Bリーグでプレーしながら、NBAでのプレーを狙い続ける馬場が描く青写真を解説する。

▼5季ぶりにBリーグに復帰を選択したが、NBAプレーヤーになる夢は変わらず追い続けていくことを誓い、「僕のゴールは全然変わってない。NBA選手になるためにやっている。そこは変わらない。長崎でプレーさせてもらうことが一旦ストップと思ってない」

▼馬場は、日本代表のホーバス監督に相談。「先発で出られるチームがいい。海外で長くプレーしている分、ミスしたらいけないという姿勢が見える時がある。成長のために思い切ってやれる環境を選んでほしい」

▼レブロンと一緒にNBA優勝を経験した長崎の凄腕トレーナー、中山佑介氏とは?

▼僕にはNBA選手になりたいという夢がある。長崎ヴェルカにはGMの拓摩さんをはじめ、さまざまな方がアメリカでの経験を持っている方が多い

 NBA選手を目指すため、そして来年のパリ五輪で活躍するために、5年ぶりの日本復帰を選んだ馬場。ホーバス監督のアドバイスにあるように、エースとしてプレーすることで、Gリーグでは得られない経験を積むことができるだろう。

 また、NBAで優勝を経験している中山トレーナーと、馬場が昨季プレーしたGリーグのレジェンズでコーチ経験を持つ伊藤GMのバックアップがあることも心強い。

 『ジャパネットホールディングス』が運営する長崎は、資金面でも日本トップレベルにあり、Gリーグで得られる年俸の5倍から10倍の額を手にする可能性が高い。

スポーツフォトジャーナリスト

東京都港区六本木出身。写真家と記者の二刀流として、オリンピック、NFLスーパーボウル、NFLプロボウル、NBAファイナル、NBAオールスター、MLBワールドシリーズ、MLBオールスター、NHLスタンリーカップ・ファイナル、NHLオールスター、WBC決勝戦、UFC、ストライクフォース、WWEレッスルマニア、全米オープンゴルフ、全米競泳などを取材。全米中を飛び回り、MLBは全30球団本拠地制覇、NBAは29球団、NFLも24球団の本拠地を訪れた。Sportsshooter、全米野球写真家協会、全米バスケットボール記者協会、全米スポーツメディア協会会員、米国大手写真通信社契約フォトグラファー。

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