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日米球界で異なる指導者の役割 日本のコーチは勉強不足なのか? #専門家のまとめ

三尾圭スポーツフォトジャーナリスト
日本球界に愛ある提言を送ったダルビッシュ有(写真:三尾圭)

 サンケイスポーツの独占インタビューに応じたダルビッシュ有が、「一部の日本のコーチたちは勉強不足」と愛のある提言を日本球界に送った。メジャーで12年間を過ごしたダルビッシュが感じる日本球界の問題点とは?

▼「アメリカに住んで、アメリカの野球を見て、アメリカのコーチたちの姿勢を見たときに、一部の日本のコーチたちは僕には勉強不足に映ります」(ダルビッシュ有)

▼分業化するMLBのコーチ業。ブルージェイズは3人の投手コーチが役割を分担

▼野球経験のない「解析担当コーチ」

▼女性コーチも活躍するメジャーリーグ

▼日本球界でも、大学院で学ぶ指導者も増えている

 野球に限らず、スポーツの世界は大きく進化を遂げている。昔は根性論で指導できていたが、今の時代は理路整然とした確かな根拠がある説明が求められる。そのためには、技術論だけでなく、運動力学や人体解剖学、心理学などの幅広い知識が求められる。子供の頃から野球一本に専念してきた選手上がりの指導者がこれらの分野を学ぶには大学院に通うなどして、一から勉強していく必要がある。

 WBCで世界一を奪回して、大谷翔平がMLB最高年俸を得たように、日本の野球界はアメリカに負けないレベルにあるのは間違いのない事実。素晴らしい素材が数多くいる日本球界をさらに良くするには、指導者たちも世界の流れに遅れることなく、勉強を続けていかなくてはならない。

スポーツフォトジャーナリスト

東京都港区六本木出身。写真家と記者の二刀流として、オリンピック、NFLスーパーボウル、NFLプロボウル、NBAファイナル、NBAオールスター、MLBワールドシリーズ、MLBオールスター、NHLスタンリーカップ・ファイナル、NHLオールスター、WBC決勝戦、UFC、ストライクフォース、WWEレッスルマニア、全米オープンゴルフ、全米競泳などを取材。全米中を飛び回り、MLBは全30球団本拠地制覇、NBAは29球団、NFLも24球団の本拠地を訪れた。Sportsshooter、全米野球写真家協会、全米バスケットボール記者協会、全米スポーツメディア協会会員、米国大手写真通信社契約フォトグラファー。

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