Yahoo!ニュース

2024年も4月5日は全国で三浦春馬さんの誕生祝!4年近く経っているのにやっぱりすごい

篠田博之月刊『創』編集長
クルーズ船「HARUMA号」(脇屋恵子さん撮影)

 3月にヤフーニュースに下記記事を書いた。三浦春馬さんが他界してまもなく4年になるという2024年も誕生日の4月5日には彼の最後の主演作品『天外者』が全国の映画館で特別上映。これは考えてみればすごいことだという記事だった。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/eebae64bea8b272d2ca584c21a7f2247b2b410ad

 そしてその特別上映だけでなく、全国の春友さんたちが春馬さんの誕生日をどんなふうにして祝ったのか報告を寄せてほしいとお願いしたところ、たくさんのメールや写真が届いた。その中から幾つかを紹介しよう。また今からでも遅くないので送ってくだされば順次、ヤフーニュースや月刊『創』(つくる)で紹介するのでぜひお願いしたい。

今年も春馬さん誕生祝のクルーズ船「HARUMA号」!

 まずこの記事の冒頭の写真は、春馬さん誕生祝のクルーズ船「HARUMA号」だ。こういうクルーズ船を出してしまうということ自体がすごいのだが、参加した脇屋恵子さんの報告を紹介しよう。

●春友さんが主催する、春馬さんのBIRTHDAYを祝うイベントが昨年に続き今年もクルーズ船で開催された。名付けて「HARUMA号」は春馬さんと同じ、今年で生誕34年を迎える船。お台場の海風を受けながら優雅に進む「HARUMA号」に北海道から、大阪から、そして香港の春友さんも駆けつけた。

 そして今回はなんと、春馬さんと交流のあった、シンガーソングライターの天道清貴さんがスペシャルゲストとして足を運んでくださったのだ!

天道清貴さんを囲んで(脇屋恵子さん。天道さん始め顔を出している人は公開了承)
天道清貴さんを囲んで(脇屋恵子さん。天道さん始め顔を出している人は公開了承)

 天道さんはご自身のSNSで春馬さんとのエピソードを語っていらっしゃるのだけど、そのエピソードの一つ。春馬さんは10代のアクターズスタジオ時代から天道さんのシングル『The Only One』を聴いていたということで、天道さんは春馬さんと初めて会ったときから意気投合したとか。そんなエピソードをご本人から直接聞けるとは、感無量。

クルーズ船の中で(脇屋恵子さん撮影)
クルーズ船の中で(脇屋恵子さん撮影)

 そして春友さんたちがそれぞれ持ち寄った、お気に入りの春馬さんの写真の両脇に飾られている赤い花束は、やはり春馬さんとゆかりのある方からの贈り物。

 このように春馬さんとゆかりのある方とのご縁を紡いでくださったイベントの主催者様、企画の協力者様、参加者のみなさまへ、万感の思いを込めて、御礼を言いたい。感謝の気持ちで一杯。有難う!

 船内で交わされた乾杯のシャンパングラスの音を忘れない。

 春馬さん、34歳おめでとう!   (脇屋恵子)

「ほっこりカフェ」の春馬さん誕生日ツアー

 この脇屋さんも参加している京都のミュージシャン堀内圭三さんの「ほっこりカフェ」が今年は連続して誕生日ツアーを企画し、その動画をYouTubeで公開している。春馬さんの映画『森の学校』のロケ地を訪れるなどしているのだが、映画に出てくるマト桜で春友さんたちが記念撮影。その桜の写真を京都のノコノコさんが送ってくれた。ちなみに「ほっこりカフェ」の動画は下記だ。

https://www.youtube.com/watch?v=HW6_k2PnX_0

 以下はノコノコさんの報告だ。

●4月5日は堀内さんのバースデーライブで34才の春馬さんのお誕生日を春友さん達とお祝いして歌いました 。そして6日は丹波篠山にほっこりカフェバスツアーと言う初めての経験をさせてもらいました。キンキーブーツのTシャツとパーカーを着てトートバッグでマト桜に2度目のご挨拶をしました。

マト桜(ノコノコさん撮影)
マト桜(ノコノコさん撮影)

『創』で一度紹介してもらいましたマトくんを桜の木の下に置いて撮影したのがこの写真になります。桜はいつもならもう散っている季節ですが今年は遅れていたため咲き始めの勢いのある桜に遭遇する事ができました。その後篠山城に行き森の学校の映画のシーンで馬飛びを春友さんと再現して皆さんと帰りました。

ノコノコさん手製のマトくんを桜の木の下に(ノコノコさん提供)
ノコノコさん手製のマトくんを桜の木の下に(ノコノコさん提供)

 そしてラストシーンの家族で一列になっておいっちにいおいっちにいと歩くマトくんの歩き方をみんなでマネをして歩きました。全国の集まった春友さんとさせて頂いた事は本当に思い出に残りました。

 本当に毎年違った春馬さんのバースデーをお祝いする事が出来ました。ありがとうございました。 (ノコノコ)

出身地・土浦でも数々のイベントが

 三浦さんの出身地である土浦は春友さんたちの「聖地」になっており、いろいろなイベントも開催されるし、春馬さんの映画を常時上映している土浦セントラルシネマズも有名だ。さらに春馬さんが通っていた地元の真鍋小学校の桜も毎年、多くの春友さんが訪れている。その土浦を今年も訪れた「れいりん」さんの報告が下記だ。

●3月末には、プチ春活をしながら、土浦新港で開催された「ハート花火2024」に行きました!花火前のプチ春活では、八坂神社、土浦第一高校、真鍋小学校、鹿島神社に行きました!

 一番見たかった真鍋小学校の桜には、ほんの少ししか会えなかったので、ちょっぴり寂しかったです…泣 いつかリベンジしたいです…

 そしてその日の夜に約200名の春友さんと一緒に見たハート花火は、とても壮大で綺麗な綺麗な花火でした!!特に今年は、春馬くんのドラマや映画の曲と共に見たので、色々なシーンを思い出し、またまた涙なしでは見れませんでした…

 春馬くんのお誕生日に向けての花火なので、きっときっと春馬くんも一緒に見ていてくれたとまた届いていると思っています…泣

 そして迎えた春馬くんの34歳のバースディでは、今年もまた『天外者』を見に行き、春馬くん棚にお花を飾り、春馬くんと心の中で語り合いながらケーキを食べました…そして春くん誕生時間である、11時58分には、大好きだった奥鹿というお酒で乾杯しました…

 一日中、春馬くんを想いながら、共に過ごしたバースディでした…

 これからどんなに歳を重ねても春馬くんバースディは、一緒に笑顔でお祝いしようね !! (れいりん)

「今でも毎月18日は辛くて堪りません」という人も

 もうあの日から4年近いのだが、今でも涙がかれないという人もいる。そういうメールも紹介しよう。

●あの日から、毎日悲しくて涙が溢れ泣き疲れて眠る日々で生きることに辛くなった時も何度も何度も『創』に助けて頂きました。

 そんな私の、今年の4月5日は朝から入園式や入学式で賑わっており、通勤時にたくさんの幸せそうな笑顔の家族を見かけました。

 晴れた空に満開の桜が見事で、新生活を始める人を応援し見守っているような景色でした。こんなにも幸せな笑顔が溢れる日に、春馬くんは生まれてきたんだなと思った瞬間どうしていなくなってしまったのかと悲しくなり涙を堪えながら会社に行きました。

 今年も全国の映画館で上映された「天外者」は観に行くことが出来なかったのですが、春馬くんアクスタを持って家族と夜桜を見に行きました。(添付のものです)

愛さんの写真(本人撮影)
愛さんの写真(本人撮影)

 春馬くんが元気だったら34歳になっているはずでした。俳優としても益々活躍し、世界に羽ばたき大人の男性としても更に魅力的になっていたでしょう。

 もしかしたら家庭を持ち優しいパパになっていたかも知れません。明るい未来しかなかったはずなのです。

 今でも毎月18日は辛くて堪りません。

 ですが、誰にも言えません。

 私の周りの人からすれば、春馬くんはたくさんいる芸能人の中の1人なのです。

 そんな彼の死を受け入れられず、今も悲しんでいるなんてどうかしていると否定されるからです。

 なので、心の中で春馬くんを思っていますが本当は声を出して泣きたくなります。

 先日、ずっと行ってみたかった東京世田谷区にあるキャッスルさんに伺うことができました。駅からお店に向かって歩いていると、目の前を歩く女性がいました。その方は馬柄のエコバッグを持っており、私はその柄を見て春馬くんを思い出していたのですが、その方はそのままキャッスルに入っていかれ、なんとキャッスルのお母さんでした。

 お店の中には『創』の誌面で何度もみた春馬くんのサインや写真が飾られており、それを見て涙ぐむ私にお母さんが「春馬くんのファンですか?」と尋ねて下さいました。

 春馬くんが10代の頃から大好きだったこと。ずっと来てみたかったが大阪に住んでいて子供も小さく簡単に遠出できないこと。コロナ禍もあり来れなかったこと。今も辛くて悲しいこと。春馬くんが大好きだったシナモンロールが食べてみたかったこと。お父さんとお母さんに会えて嬉しい等、お話ししました。

 新大阪駅で慌てて買ったお土産を渡すと「次は何もいらないからまた来てね」と言って、春馬くんの最後のドラマに出てきたお菓子を分けて下さり、短い滞在時間でしたがお二人の温かさにふれ、訪問して本当に良かったと思いました。

 私は、まだまだ小さい子供達を育てなくてはならないので、お空の上で春馬くんに会える頃には春馬くんは若くてカッコいいままなのに、私はおばあちゃんになっているでしょう。

 それでも「春馬くんの大ファンです!ブラッディ・マンデイの頃から好きでした!」と伝えられたらきっとあの優しい笑顔でありがとうと答えてくれると思って生きています。

 誰にも言わず毎日を過ごしていますが、『創』を読めば同じ気持ちの方が日本のどこかにいるのだと知れることは本当に救いでした。 (愛)

この後もいろいろな春馬関連イベントが…

 4月5日からもう1週間以上たったが、春馬さん関連のイベントなどはこれからもいろいろ行われる。直近で言えば、人形作家・月乃光さんの新たな作品が4月18日から公開される。昨年は春馬さんをイメージした人形「星空を見上げる少年」で大きな話題を提供したが、今年は何と!NHK大河ドラマ『光る君へ』のイメージで、春馬さんが光源氏を演じるという人形だ。

「光の君」(月乃光さん提供)
「光の君」(月乃光さん提供)

 作品名は「光の君」。月乃光さんが写真とともに送ってきたメッセージはこうだ。

「三浦春馬さんに想いを馳せながら製作いたしました。春馬さんが平安貴族の装束をまとい光源氏の役を演じる姿を想像しながら作らせて頂きました」。

「星空を見上げる少年」(月乃光さん提供)
「星空を見上げる少年」(月乃光さん提供)

 今年も東京都美術館で開催されるベラドンナ・アート展に出品される。実物を見たい人はぜひ足を運んでみよう。第20回ベラドンナ・アート記念展 4月18~23日9:30~17:30(入場17:00まで)東京都美術館 (上野公園内)

映画館「シネ・ウインド」(シネ・ウインド提供)
映画館「シネ・ウインド」(シネ・ウインド提供)

5月18日から「春の春馬まつり2024」

 そしてもうひとつ、5月18日から開催されるのが新潟の映画館「シネ・ウインド」で開催される「春の春馬まつり2024」(5月18日~31日)。詳細は下記をご覧いただきたい。

https://www.cinewind.com/information/2024-5/

 新潟のひとつの映画館でのイベントだが、企画しているのは地元を中心とした春友さんたち。

 昨年11月の春馬まつりでは、全国の春友さんから記念の品や花束などが送られた。それについては冒頭で紹介した3月に書いた記事で詳しく紹介しているので参照していただきたい。

 春活報告など体験記の投稿先は

mail@tsukuru.co.jp

 創出版のHPは下記

https://www.tsukuru.co.jp/

月刊『創』編集長

月刊『創』編集長・篠田博之1951年茨城県生まれ。一橋大卒。1981年より月刊『創』(つくる)編集長。82年に創出版を設立、現在、代表も兼務。東京新聞にコラム「週刊誌を読む」を十数年にわたり連載。北海道新聞、中国新聞などにも転載されている。日本ペンクラブ言論表現委員会副委員長。東京経済大学大学院講師。著書は『増補版 ドキュメント死刑囚』(ちくま新書)、『生涯編集者』(創出版)他共著多数。専門はメディア批評だが、宮崎勤死刑囚(既に執行)と12年間関わり、和歌山カレー事件の林眞須美死刑囚とも10年以上にわたり接触。その他、元オウム麻原教祖の三女など、多くの事件当事者の手記を『創』に掲載してきた。

篠田博之の最近の記事