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材料2つ!介護食にピッタリ!簡単江戸料理~豆腐百珍の「おざさ豆腐」~

めぐねこ介護頑張る栄養士/ライター

「豆腐百珍(とうふひゃくちん)」という本をご存じですか?江戸時代にベストセラーのなったレシピ本です。豆腐料理だけを100品紹介していて、作り方も簡単なものからちょっと現在では再現が難しいようなものまで様々あります。

最近の私のお気に入りのレシピ本の1つで、愛読しています。

「豆腐が材料だから、介護食に使いやすいはず!」という理由だけで読んでいます!

が、使えるレシピが多く「たまには変わった1品」という時に重宝しています。豆腐なら値段も比較的安価で新しい料理をチャレンジするにも価格をあまり気にしないで済むので助かります。

最近、介護メンズに評判がよかった1品を今回はご紹介します。その名も「おざさ豆腐」。こんがりと焼いた豆腐を崩し煮て、卵でとじて山椒をかけるという、レシピを見ただけでも手軽に作れそうと思わせてくれます。

ポイントは「豆腐を焼く」こと。最初から焼き豆腐を使うのとは全く違う味わいになります。

焼きたての豆腐を使うと、焦げた香ばしさがあるのはもちろんのこと、食感が全く違って味わいが広がります。全体的に優しい味ですが、少し濃い目の出汁で煮て、山椒をかけると「初めて食べるけどホッとする味」がします。お行儀が悪いですが、ごはんにかけて食べると食べやすいです。ただし山椒でむせ返らないように注意してくださいね。

☆材料(作りやすい分量)

木綿豆腐 1丁(200gで作りました。その時にあるお豆腐でOKです)

だし汁 200ml(顆粒出汁を水に溶いたものでOKです)

醤油 大さじ1杯

みりん 大さじ1杯
卵 3個

粉山椒 少々

☆作り方

1.豆腐の水気を切り、食べやすい大きさに切って両面をこんがり焼きます。(分量外で私はこめ油大さじ1杯で焼いています。)
2.だし汁に醤油、みりんを入れます。
3.出し汁に1.の豆腐を入れ、豆腐を崩しながら煮ます。
4.溶き卵を入れ、半熟状態になったら完成。
5.最後に山椒を振りかける。

今回紹介した分量は、私が試したものです。なので、お好みで甘めの味が良い場合は砂糖を足したり、逆にしょっぱめにしたい場合は醤油を足したりとその時の気分で変えて大丈夫なのもお気に入りなポイントです。本当はネギとか入れるといいんだろうな…と思いますが、介護メンズが「ねぎはひっかかるからイヤだ」というので入れません。食べる温度に気をつけて下さいね。熱々はやけどします。

「たんぱく質がとれる介護食」が簡単に作れるので材料2つで作れるので、忙しい日や簡単に作りたい日におススメです。何か聞かれたら「江戸時代の料理のアレンジよ!」と堂々と答えましょう!手抜きではありません!!

※豆腐の原材料の「大豆」、「卵」はアレルギーの表示義務の特定原料に指定されています。アレルギーのある方は摂取には十分気をつけて医師や看護師さんにご相談ください。

※噛む力、飲み込む力には個人差があります。不安がある方は医師、看護師、管理栄養士などにご相談ください。

介護頑張る栄養士/ライター

栄養士。家族の介護をきっかけにスーパーやコンビニで手軽に買える食品で介護食を作っています。むずかしいと思われる介護食を美味しく、簡単に、お金をかけずにをモットーに作っています。また自分の経験をもとにライター活動もしています。

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