巨峰は、日本で非常に人気のあるぶどうの一つ。その甘さとジューシーな食感は、たくさんの人に愛されています。けれども、しっかりと目利きをしないと、鮮度の悪いハズレの巨峰を買ってしまうことも！

そこで今回は、元スーパーの青果担当だった私が、「鮮度の良い巨峰の選び方3つ」と「長持ちする保存法」をご紹介します。これさえ押さえておけば、ハズレを避けて新鮮な巨峰を手に入れることができますよ。

コツ1：軸が緑色かどうかを確認

巨峰を選ぶ際、まずチェックしてほしいのが「軸の色」です。新鮮な巨峰の軸は、鮮やかな緑色をしていることが特徴です。

逆に、軸が茶色くなっていたり、乾燥している場合は、鮮度が落ちている可能性があります。

緑色の軸は、収穫されて時間がまりたっていない証拠。お店で巨峰を選ぶ際には、このポイントを確認してみてくださいね。

コツ2：果肉のハリがあるかチェック

次に注目すべきは、巨峰の果肉のハリです。新鮮な巨峰は、果肉にしっかりとしたハリがあります。さらに、皮の色が濃い巨峰は、甘みがしっかりとしていることが多いです。

購入するときには、他の巨峰と比較して、果肉のハリや皮の色もチェックしてみてください。しっかりとしたハリのある巨峰を選べば、ジューシーで美味しい食感が楽しめる確率が上がりますよ。

コツ3：白い粉（ブルーム）が付いているか確認

巨峰の表面に見える白い粉、これは「ブルーム」と呼ばれる自然に付くものです。このブルームは果物が自ら生成し、水分の蒸発を防ぐ役割があります。

ブルームがしっかりと付いている巨峰は、鮮度が良く、収穫後にあまり時間が経っていないことの証拠です。

逆に、ブルームがあまり見られない巨峰は、鮮度が落ちている可能性があるので、注意してくださいね。

おすすめの保存方法

購入した巨峰を長く楽しむためには、正しい保存方法が大切です。

冷蔵保存の手順

1）巨峰の粒を房から外すために、キッチンバサミで軸を切り取ります。

2）軸を上にしてキッチンペーパーを敷いたタッパーに並べ、フタをして冷蔵庫で保存します。

房のまま保存するよりも、この方法だと長持ちします。

冷凍保存の手順

もし、すぐに食べきれない場合は、冷凍保存もおすすめです。

1）粒を房から外し、軸を完全に取り除きます。

2）水洗いし、キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取ります。

3）冷凍対応の保存袋に入れて冷凍庫へ。

冷凍すると、約1ヶ月ほど保存が可能になります。冷凍した巨峰は、半解凍してシャーベットのように食べると絶品です。

また、一度冷凍することで、流水につけるだけで皮が簡単にむけるのもポイント。これなら、皮をむく手間もラクになり便利です。

まとめ

• 軸が緑色の巨峰は新鮮で、茶色く乾燥したものは避けましょう。
• 果肉のハリと皮の色を確認し、しっかりとしたハリのあるものを選ぶと美味しいです。
• ブルーム（白い粉）がついている巨峰は、鮮度が高い証拠。
• 保存はタッパーや冷凍を使うと、長く美味しさを保てます。

この3つのコツを守って、新鮮で美味しい巨峰を手に入れ、秋の味覚を存分に楽しんでくださいね！

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