【英会話】「the tip of the iceberg」ってどんな意味?
皆さんこんにちは。ForB(フォービー) Englishの番場です。本日は「the tip of the iceberg」の意味を例文を使いながらご説明します。それでは例文を見てみましょう。
例文1
A: I heard that the company is having financial difficulties.
B: Yes, that's true. But what you heard is only the tip of the iceberg.
AさんがBさんに、「会社が財政難に陥っているって聞いたよ」と言いました。「financial」は「財政の、財務の」、「difficulties」は「difficulty」の複数形で「困難なこと、難題」という意味ですね。それに対してBさんは、「うん、その通りだよ。でも君が聞いたことは、the tip of the iceberg に過ぎないよ。)」と答えました。
参考動画:「true」と「right」の正しい使い方
それでは次に例文2を見てみましょう。
例文2
A: I can’t believe how much work we have to do for this project.
B: I know, but this is just the tip of the iceberg. There’s so much more to do.
AさんがBさんに、「このプロジェクトのためにやらなければならない仕事がこんなに多いなんて信じられないよ。」と言いました。それに対してBさんは、「わかるよ。でもこれは the tip of the iceberg に過ぎないよ。まだやることがたくさんあるよ。」と答えました。
これらの会話から「the tip of the iceberg」にはどんな意味があると考えられるでしょうか。
the tip of the iceberg = only a small part of a much larger problem or situation
「the tip of the iceberg」は「a small part of a much larger problem(はるかに大きな問題や事態のほんの一部、氷山の一角)」という意味です。「tip」が「先端、頂上」、「iceberg」が「氷山」という意味なので文字通りですね。氷山は海面上に見えるのはごく一部で、大部分が水面下にあって見えませんが、それと同じで、起きている問題や事態もごく一部で、実際はそれよりもはるかに大きく深刻であるような状況で、この表現が使われます。
例文1では、会社が財政難に陥っていると聞いたAさんに対して、Bさんが「But what you heard is only the tip of the iceberg.(でも君が聞いたことは、氷山の一角に過ぎないよ。)」と言って、他にも問題があることを示唆していました。
例文2では、Aさんからプロジェクトの仕事量について驚きを伝えられたBさんが、「I know, but this is just the tip of the iceberg.(わかるよ。でもこれは氷山の一角に過ぎないんだ。)」と言って、まだやることがたくさんあることを伝えていました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?大きな問題や事態のごく一部分しか見えていない状況で、「That’s just the tip of the iceberg.(それは氷山の一角に過ぎないんだ。)」と言ってみてください!
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