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BBQコンロを使って簡単安価に美味しい燻製を作る方法【今回は釣ったニジマスで作ります】

健啖隊ブラックバスを釣って食う の草分け系YouTuber

安価で汎用的なBBQコンロを使って作るニジマスの燻製作りを紹介します

この方法の最大のメリットは比較的高価であまり使う機会がない専用の燻製作り器が必要ない事、アウトドアレジャー派の皆さんなら必ず持っている普通のBBQコンロを使って本格的な燻製が作れるところが最大のメリットです。

今回は魚釣りで釣ったニジマスを使って作りますがニジマス以外にも淡水魚・海水魚の別を問わず、釣った魚じゃなくてもOK、もちろん鶏肉や豚肉などでも応用できます。

必要な道具

燻製にする食材を余裕を持って乗せる事が出来る大きさのBBQコンロ
燻製にする食材を余裕を持って乗せる事が出来る大きさのBBQコンロ

バーベキューコンロは燻製にする食材を乗せることが出来る大きさなら安価の物でOKです。

食品と燻製チップをBBQコンロに配置した時の様子
食品と燻製チップをBBQコンロに配置した時の様子

今回は長さ35cm位のニジマスで作りますので、斜めに置いて丁度ニジマスが焼き網の上に収まるサイズの物を選びました。

炭を少々(着火剤入りの炭を少量混ぜて使うと着火が楽になる)
炭を少々(着火剤入りの炭を少量混ぜて使うと着火が楽になる)

炭はバーベキューをやる訳ではないのでほんの少し有れば足ります。

着火剤入りの炭を1〜2割ほど混ぜて使うと着火が物凄く楽になります。

燻製作り用のスモークチップを少々
燻製作り用のスモークチップを少々

ホームセンターなどで購入出来る燻製作り用のスモークチップを両手に山盛り1杯くらいの分量用意します。

チップの種類は燻製にする食材を考慮して決めます。

ニジマス等のサケ科の魚を燻製にするならナラやクルミ系のチップを使うのが無難ですが、お好みでサクラやリンゴも良いと思います。

スモークチップを入れて加熱する皿はお弁当のおかずを入れるアルミカップを流用します
スモークチップを入れて加熱する皿はお弁当のおかずを入れるアルミカップを流用します

スモークチップを入れて加熱して煙を出すための皿は100均で売っていたお弁当のおかず入れに使うアルミカップを使います。

缶ビールなどのアルミの空き缶をカッターナイフなどで切って作っても良いと思います。

燻製にする食品に効率的に煙と熱を与える為の覆いには使い捨ての深型アルミプレートを流用します
燻製にする食品に効率的に煙と熱を与える為の覆いには使い捨ての深型アルミプレートを流用します

スモークチップから発生した煙を燻製にする食品に効率的にあてるためには食品全体を囲い込む必要があります。

市販の燻製作り器の殆どはそのような構造になっていると思います。

今回はBBQコンロを使いますので、その上に置いた食品とスモークチップにこの使い捨ての深型アルミプレートを被せて市販品の燻製作り器と同じような構造を実現します。

この深型アルミプレートはホームセンターなどで簡単安価に入手できます。

深型アルミプレートの底面中央にカッターナイフで切れ込みを入れて排煙口を作っておく
深型アルミプレートの底面中央にカッターナイフで切れ込みを入れて排煙口を作っておく

深型アルミプレートの底面の中央付近には写真のような切れ込みを入れて排煙口を作っておきます。

深型アルミプレートはカッターナイフで簡単に切ることが出来ます。

以上が必要な道具です。

それではニジマスを燻製にする為の下処理をしましょう

今回燻製にするのは魚釣りで釣った35cmのニジマスです
今回燻製にするのは魚釣りで釣った35cmのニジマスです

燻製作りは燻製にする食品の下処理が非常に大切です。

下処理での大切なポイントは塩加減と乾燥加減です。

この2つの要素が絶妙か否かで燻製の出来栄えが決まってしまいます。

酒の肴で作るなら、塩加減は強めに、寝かせ時間は長めに、とした方が私の経験からは美味しく仕上がるように思えます。

今回はニジマスの下処理を紹介しますが、魚の燻製作りなら他の魚種でも大体同じでOKです。

魚体全体に塩を多めに振り掛けます
魚体全体に塩を多めに振り掛けます

まずは魚全体に塩を多めに振り掛けます。

魚の両面に塩が行き渡るように振り掛けます。

ウロコ落としを使って塩と共に魚体を擦ります
ウロコ落としを使って塩と共に魚体を擦ります

振り掛けた塩と共にウロコ落としで擦ってウロコ取り去ります。

こうする事でウロコと共にヌメリも取り去る事が出来ます。

ウロコとヌメリと塩は流水で良く洗い流します
ウロコとヌメリと塩は流水で良く洗い流します

魚体全体をウロコ落としで擦ったらウロコとヌメリと塩は流水で良く洗い流します。

調理ハサミを使って内臓とエラを取り除きます
調理ハサミを使って内臓とエラを取り除きます

調理ハサミで腹を割いて内臓とエラを取り除きます。

腹の中に残った内臓のカスや血などは流水でキレイに洗い流します
腹の中に残った内臓のカスや血などは流水でキレイに洗い流します

内臓とエラを取り去ったら腹の中は流水でキレイに洗います。

魚に付いた水分を拭き取ってから腹の中にキッチンペーパーを詰め込む
魚に付いた水分を拭き取ってから腹の中にキッチンペーパーを詰め込む

洗い終えたら魚に付いている水気をキッチンペーパーで良く拭き取ります。

その後に腹の中に新しいキッチンペーパーを詰め込みます。

魚を入れて寝かせるトレーを用意します
魚を入れて寝かせるトレーを用意します

魚が入る大きさのトレーを用意します。

今回は100均で購入したステンレストレーを使います。

スーパーなどの鮮魚コーナーで使われている発泡トレーなどを廃物利用してもよいでしょう。

トレーにキッチンペーパーを敷きます
トレーにキッチンペーパーを敷きます

まずはトレーにキッチンペーパーを敷きます。

キッチンペーパーの上に塩を均一に振り掛けます
キッチンペーパーの上に塩を均一に振り掛けます

トレーに置いたキッチンペーパーの上に塩を均一に振り掛けます。

この時の塩の量は魚の下になる部分に厚さ1mmほどの塩がある状態にします。

魚を置いたら魚の上にも塩を均一に振り掛けます
魚を置いたら魚の上にも塩を均一に振り掛けます

この塩を振り掛けたキッチンペーパーの上に魚を置いて、更に魚に均一に塩を振り掛けます。

魚の上に1mmくらいの塩が降り積もる感じがベストです。

塩を振り掛けた魚の上にキッチンペーパーを置きます
塩を振り掛けた魚の上にキッチンペーパーを置きます

塩を振り掛けた魚の上にキッチンペーパーを置きます。

トレーの上にキッチンペーパー、塩の層、魚、塩の層、キッチンペーパーの順で重なっている状態です。

これをビニル袋にいてれ冷蔵庫で半日ほど寝かせます
これをビニル袋にいてれ冷蔵庫で半日ほど寝かせます

トレーごとビニル袋で包んでから冷蔵庫に入れて半日ほど保管します。

この期間に塩が適度に魚体に染み込むとともに水分が適度に抜けて抜けた水分はキッチンペーパーに吸収されます。

半日経ったら冷蔵庫から出して余剰な塩は流水で手早く洗い流します
半日経ったら冷蔵庫から出して余剰な塩は流水で手早く洗い流します

半日経ったら冷蔵庫から取り出し、魚体に残った余剰な塩を流水で洗い流します。

この洗い流す作業は手早く短時間で行います。

長く水に晒してしまうと魚体に水が染み込んで、せっかく適度に抜けた水分がまた元の状態に戻ってしまうからです。

体表に残った余剰な塩を洗い流したら水気を良く拭き取ります
体表に残った余剰な塩を洗い流したら水気を良く拭き取ります

荒い終えたらキッチンペーパーで水気を良く拭き取ります。

腹の中に新しいキッチンペーパーを詰め込みます
腹の中に新しいキッチンペーパーを詰め込みます

腹の中の水気も良く拭き取った後、新しいキッチンペーパーを腹の中に詰め込みます。

魚体を新しいキッチンペーパーで包みます
魚体を新しいキッチンペーパーで包みます

魚全体を新しいキッチンペーパーで包みます。

ビニル袋で包んで冷蔵庫の中で1日〜2日程度保管する
ビニル袋で包んで冷蔵庫の中で1日〜2日程度保管する

ビニル袋で包んでから冷蔵庫の中で1〜2日程度保管します。

この期間に魚に浸透した塩が馴染むと共に魚体からは更に水分が抜けていきます。

これでニジマスの下準備が完了です。

実際に於いて、ここまでの下処理の作業は燻製作りを行う日から逆算して事前にやっておく必要があります。

下処理完了後の寝かせる期間が1日〜2日ありますので、この期間に冒頭で紹介した必要な道具を揃えておけば良いでしょう。

必要な用具は食材を寝かせている期間に揃えることが出来る
必要な用具は食材を寝かせている期間に揃えることが出来る

下処理を終えたニジマスを燻製に仕上げましょう

下処理が終わったニジマスと燻製チップをBBQコンロの焼き網の上に配置します。

BBQコンロに燻製にする食材と燻製チップを配置した様子
BBQコンロに燻製にする食材と燻製チップを配置した様子

今回はこのような配置にしましたが、これは燻製にする食材の量や大きさ、BBQコンロの大きさなどで変化します。

魚を燻製する時は、お腹の中まで煙が当たるようにお腹が開いた状態にしておきます。

ここで大切な事は、燻製チップは必ず金属製の容器に入れて配置する事。

今回は100均のお弁当おかず用のアルミカップを使いました。

缶ビールのアルミ缶を切って作ったり、アルミホイル等で箱型の容器を作って使っても良いと思います。

燻製チップを入れた容器と食材はなるべく離すと言う事も大切です。

何故なら炭で直接加熱するのは燻製チップだけにしたいからです。

食材まで直接加熱される配置にすると食材が燻製になる前に焦げてしまうからです。

食材の下には炭が無い(火力が無い)状態にします
食材の下には炭が無い(火力が無い)状態にします

BBQコンロに炭を入れる時には食材の下に炭が無い状態にします。

BBQコンロを使った燻製作りでは食材に直接炭の火力が当たらないような配置にする
BBQコンロを使った燻製作りでは食材に直接炭の火力が当たらないような配置にする

上の写真が今回の燻製作りでの炭の配置です。

炭の量もこの程度でOKです。

普通の炭に着火剤入りの炭を1〜2割ほど混ぜておくと炭の着火がとても楽になります。

炭に着火したら食材と燻製チップを配置した焼き網をセットします
炭に着火したら食材と燻製チップを配置した焼き網をセットします

炭に着火したら燻製チップと食材を配置した焼き網をセットします。

尚、着火剤入りの炭を使っている時は炭の着火後、燃焼時の臭いを確認して、着火剤の火薬臭が完全に消えてから食材を配置した焼き網をセットします。

食材と燻製チップ全体を覆うようにBBQ用の使い捨てアルミトレーを被せます
食材と燻製チップ全体を覆うようにBBQ用の使い捨てアルミトレーを被せます

食材と燻製チップを覆うようにアルミトレーを被せます。

必要に応じて先に作っておいた排煙口を調整します。

アルミトレーの四隅に小石を乗せておくと風でトレーが飛んでしまうのを防止できます。

この状態で煙が消えるまで待ちます
この状態で煙が消えるまで待ちます

しばらくすると燻製チップから煙が出てきます。煙が出なくなったら出来上がりです。

食材の真下に炭を置いておかなければ食材が真っ黒に焦げることはありません。

食材を焦がさない為にも炭の量は少なめがベストです。

万が一、食材が半生の場合には出来上がった燻製を更にBBQコンロで適宜加熱すれば宜しいと思います。

今回作ったニジマスの燻製です
今回作ったニジマスの燻製です

美味しそうに出来上がりました。

このニジマスの燻製を仲間うちで行った花見に持参して皆で食べてみました。

花見での酒宴の肴に皆で食べてみました
花見での酒宴の肴に皆で食べてみました

珍しさもあり中々の高評価を得ましたw

ニジマスやヤマメ、イワナ等のマス類の燻製は最高に美味しいです
ニジマスやヤマメ、イワナ等のマス類の燻製は最高に美味しいです

春はマス釣り解禁の季節です。

皆さんもニジマスやヤマメ、イワナなどが釣れた時には是非お試し下さい。

最後までご覧頂きありがとうございます!!

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ブラックバスを釣って食う の草分け系YouTuber

「身近な場所でアウトドア・レジャーを満喫」が健啖隊のメインテーマ。ここでは様々なアウトドアシーンで知っていると役に立つ知識や情報を紹介します。特に魚釣りと釣った魚の調理・山野草・キノコは得意分野です。健啖隊の動画チャンネルでは釣ったブラックバスを料理して食べる動画はギネス級にたくさん公開しています。紹介した料理の数も一般的なソテーやフライから刺身やクサヤ干物まで汎ゆる料理を網羅しています。一度、健啖隊の動画チャンネルをご覧になれば必ずやビックリすると思います。尚、ブラックバスをどう捌けば美味しく食べられるかの要点は健啖隊が実践して見出した方法がウィキペディアでも掲載される程に認知されています。

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