Yahoo!ニュース

緊急時にも役立つ アルミの空き缶を使って簡単に作れるアルコールコンロでコップ1杯分のお湯を沸かす

健啖隊ブラックバスを釣って食う の草分け系YouTuber

缶ビールや缶コーヒーなどのアルミ製の空き缶とナイフが有れば簡単に作れる小型で使い捨てのアルコールコンロの作り方と使い方を紹介します。

とても簡単な構造ですが金属製のマグカップに入れた300ccの水を約15分で沸騰させることが出来ます。

15分で300ccのお湯が湧く
15分で300ccのお湯が湧く

作り方

使う材料はアルミニウム製の空き缶なら大抵の物が使えます。

スチール製でも薄手の空き缶なら作れなくは無いですが、厚みのある缶詰の缶などは無理があります。

材料はアルミニウム製の空き缶
材料はアルミニウム製の空き缶

作るのに使う道具はナイフだけです。

先の尖った刃物なら出刃包丁やペティーナイフなども使えます。

カッターナイフでもアルミ製の空き缶なら無理をすれば作れますが、下の写真のような普通のナイフの方が工作がやりやすいと思います。

使う道具はナイフだけ
使う道具はナイフだけ

まずはアルミ製の空き缶を缶底から10cmの部分で切ります。

アルミニウムの空き缶は柔らかいのでナイフで簡単に切断できます。

缶底から10cmの部分で切る
缶底から10cmの部分で切る

次は親指程度の幅で縦方向に切れ込みを入れます。

親指の幅くらいの切れ込みを入れる
親指の幅くらいの切れ込みを入れる

下の写真のように縦方向に缶の半分くらいの所まで切れ込みを入れます。

縦方向の切れ込みは親指程度の幅で缶の半分くらいまで
縦方向の切れ込みは親指程度の幅で缶の半分くらいまで

縦方向の切れ込みは下の写真のように均等に合計3箇所に入れます。

親指幅の縦方向の切れ込みは均等に3箇所に
親指幅の縦方向の切れ込みは均等に3箇所に

3箇所の切れ込みを下の写真のように折り返します。

3箇所に作った切れ込みを折り返す
3箇所に作った切れ込みを折り返す

切れ込みを折り返した後に残った部分は五徳になります。

残った部分は五徳になる
残った部分は五徳になる

五徳になる部分は、水を入れたマグカップを置いた時の強度を確保するために下の写真のように指で摘んでほんの少し湾曲させておきます。

五徳になる部分は少し湾曲させると強度が出る
五徳になる部分は少し湾曲させると強度が出る

これで完成です。

完成した空き缶コンロ
完成した空き缶コンロ

使い方

使う燃料は燃料用のアルコールが一番のお薦めです。

燃料用アルコールがお勧め
燃料用アルコールがお勧め

アルコール系の固形燃料や着火剤として販売されているゲル状のアルコール系の燃料なども使えますが、これらを使う場合にはコンロの底部がかなり熱くなりますので、コンロを置く場所には注意が必要です。

消毒用のアルコールも使えますが、燃料用アルコールと比べて消毒用アルコールは燃焼時に臭いが発生します。

尚、ガソリンや灯油などは危険ですのでこのコンロでは絶対に使用しないで下さい。

燃料用アルコールを使う場合の1回の使用量は30cc
燃料用アルコールを使う場合の1回の使用量は30cc

燃料用アルコールを使う場合には1回の使用量は30ccです。

大まかですがペットボトルのキャップ4杯で約30ccです。

今回のコンロは30ccの燃料用アルコールで15分間の燃焼が出来ます。

30ccの燃料アルコールをコンロに注ぎ込む
30ccの燃料アルコールをコンロに注ぎ込む

コンロの中に燃料アルコール30ccを注ぎ込みます。

着火は着火専用のライターを使うと安全に着火できます。

着火は着火専用ライターを使うのが安全
着火は着火専用ライターを使うのが安全

このコンロは屋外用です。

使う時は必ず屋外で、コンロが熱くなることもありますので置く場所にも注意して下さい。

燃料アルコールは着火しても炎がほとんど見えません
燃料アルコールは着火しても炎がほとんど見えません

燃料アルコールを使う時の注意点としては、着火しても炎の色が青白いため、肉眼ではほとんど見えません。

着火を確認するにはコンロの上に手をかざしてみて熱気で確認するのが良い方法です。

着火を確認したら水を入れた金属製のマグカップを置く
着火を確認したら水を入れた金属製のマグカップを置く

着火が確認できたら金属製の容器に水を300ccほど入れたものをセットします。

水を入れてセットする容器は金属製ならマグカップや小型クッカーなどが使えますが、特にマグカップを使う時に注意する点は、全金属製であることは大切な点です。

一部分でもプラスチックやラバーなどが使われているマグカップは、その部分が焦げることがあります。

2重構造の断熱マグカップはこのコンロでは使うことができません。

約15分で300ccの水を沸騰させることが出来る
約15分で300ccの水を沸騰させることが出来る

今回のコンロは燃料用アルコール30ccを使ってチタン製のマグカップに入れた300ccの水を約15分で沸騰させることが出来ました。

アウトドア・レジャーなどの時に使い捨てのミニコンロとして重宝すると思います。

最後までご覧頂きありがとうございます!!

この記事は動画でもご視聴頂けます↓

ブラックバスを釣って食う の草分け系YouTuber

「身近な場所でアウトドア・レジャーを満喫」が健啖隊のメインテーマ。ここでは様々なアウトドアシーンで知っていると役に立つ知識や情報を紹介します。特に魚釣りと釣った魚の調理・山野草・キノコは得意分野です。健啖隊の動画チャンネルでは釣ったブラックバスを料理して食べる動画はギネス級にたくさん公開しています。紹介した料理の数も一般的なソテーやフライから刺身やクサヤ干物まで汎ゆる料理を網羅しています。一度、健啖隊の動画チャンネルをご覧になれば必ずやビックリすると思います。尚、ブラックバスをどう捌けば美味しく食べられるかの要点は健啖隊が実践して見出した方法がウィキペディアでも掲載される程に認知されています。

健啖隊の最近の記事