バナナは「房のまま保存しないで!」栄養士が必死にお願いするワケとは
他のフルーツに比べ安定した価格で通年食べることのできる「バナナ」
手軽で美味しいバナナは、子ども~大人まで大人気のフルーツなので常備している方も多いのでは?
そんなバナナですが、買ってきてそのまま「房の状態」で保存していませんか?
実はそれ…おすすめしません!!
そこで今回は栄養士が「バナナを房のまま保存しないでほしい理由」を詳しく解説していきたいと思います。興味がある方は最後までお付き合いくださいね。
今回の目次
1 バナナの栄養について
2 選び方・調理のコツ
3 バナナを房のまま保存しないでほしい理由
4 最後に
1.バナナの栄養について
バナナは、余分な塩分を排出するカリウムや代謝に必要なマグネシウムなどのミネラル、皮膚の抵抗力を高めるビタミンB6が豊富に含まれています。また、腸内環境を整えるフラクトオリゴ糖も含んでいます。
2.選び方・調理のコツ
【選び方】
・つけ根がしっかりしているもの
・黒ずみがないもの
・傷がなく全体がまんべんなく黄色いもの
【調理のコツ】
パントテン酸が豊富な牛乳と一緒にとることでバナナのビタミンB6が免疫抗体をつくる力をアップさせると言われているので、バナナジュースなどにするとよいでしょう。
3.バナナを房のまま保存しないでほしい理由
お待たせしました!「バナナを房のまま保存しないでほしい理由」を詳しく解説します。
その理由は…房のままバナナを保存してしまうと、バナナ同士のエチレンガスによって、熟すのが早まり、長持ちしにくいから。
バナナは、自らエチレンガスを発生させるフルーツです。
エチレンガスとは、青果物(りんご・バナナ・桃など)が分泌する植物ホルモンの一種で、自らの熟成を促すガスです。
しかし、自らの熟成を促すだけでなく、他のフルーツや野菜にも追熟の影響を与えてしまうため、バナナは房の状態で何本もついていると、隣り合うバナナ同士で熟すのを早めてしまい、長持ちしにくいんです。
ではどのように保存するとバナナは長持ちしやすいのでしょうか?
4.バナナを長持ちさせる方法
バナナを長持ちさせる方法は…1本1本切り離し、保存すること!!
実はバナナは、房のままではなく、1本1本切り離して保存することで長持ちします。
少し手間に感じるかもしれませんが、切り離すだけでバナナを美味しく頂ける期間がのびるのでぜひお試しくださいね!
5.最後に
いかがだったでしょうか。
バナナは、房のまま保存してしまうと、バナナ同士のエチレンガスによって、熟すのが早まることがわかりました。
バナナを長持ちさせるためにも、1本1本切り離して保存しましょう!