【韓国雑学】日本と同じ5月5日は「こどもの日」!大人気のキッズカフェもにぎわいを見せる日
本日5月5日は「こどもの日」ですね。韓国も日本と同じく、5月5日が「こどもの日」です。韓国のそれは、日本とどのような違いがあるのでしょうか。また、韓国には、他にも“5月の記念日”があるので、紹介します。
■韓国における「こどもの日」
「こどもの日」は韓国語で「オリニ(こども)ナル(日)」といい、毎年5月5日で、祝日となります。2022年に創始100周年を迎えました。
日本では男の子の健やかな成長を祝う「端午の節句」と同日であるため、「男の子のための日(+こいのぼり)」というイメージが強いかもしれませんが、基本的には日本も韓国も男女問わず、子どもの健康と成長を願う日とされています。
~キッズカフェ~
子どもがいるファミリーは公園や動物園、映画館などに出掛け、子どもと一緒に遊びます。そのなかでも特に、キッズカフェが大人気なのだとか。キッズカフェは日本の親子カフェに似た施設で、子ども向けの遊び場がついています。韓国では2015年頃から増え始めました。かなり本格的なアスレチックからキャラクターものの遊具まで、さまざまなスタイルがあるそうです。
時間制でスタッフが子どもを見守ってくれるシステムも人気があり、子どもは楽しく遊べ、親にとっても助かるといった面から、「こどもの日」は相当なにぎわいを見せます。料金も2時間1万6000ウォン(約1800円/平日/蔚山のキッズカフェの例)ほどで利用できるようです。アスレチックのある施設では、滑り止めの靴下を履くことが義務付けられている場所もあり、靴下の自動販売機があるということです。
■5月には他にも記念日が!
以下、5月の主な記念日です。
旧暦4月8日(4月末~5月初め頃)=釈迦誕生日(プチョニムオシンナル)
陰暦のため、毎年日にちが変わりますが、ことしは5月15日。公休日となります。釈迦の誕生日を祝う日で、街の大通りや寺院などに仏の絵が描かれた提灯が飾られます。
5月8日=父母の日(両親の日/オボイナル)
日本では「父の日」と「母の日」が分かれていますが、韓国では同じ日に両親に感謝の意を伝えます。日本同様、カーネーションを贈る習慣もあります。
5月15日=先生の日(ススンエナル)
お世話になっている学校の先生や恩師に感謝の意を伝える日です。
私(筆者)も留学時代、語学堂(語学学校)の先生にクラスメイトみんなで花束を渡した記憶があります。
5月第3月曜日=成年の日(ソンニョネナル)
成人(満19歳)としての責任感を持たせる目的で指定された記念日です。日本の「成人の日」とは違い、祝日でもなければ、大々的な式典もおこなわれないのが一般的です。
5月21日=夫婦の日(プブエナル)
日本の「いい夫婦の日(11月22日)」に相当する日で、「2人が1つになる」という意味から21日なんだそうです。
韓国は日本に比べて祝日は少ないのですが、記念日が多いので、韓国旅行に行く際は予め調べてみるのもアリだと思います。例えば、「父母の日」であれば、街中にカーネーションが売られているのを見たり、それを購入する子ども(幼い子どもに限りませんが)を見かけたりすることがあるかもしれません。「なぜカーネーションがたくさん売られているんだろう?」と感じたときに、その意味を知っているのと知らないのでは、旅行の醍醐味も違ってきそうです。